崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

翻訳ソフト

2008年05月06日 06時48分25秒 | エッセイ
 数年前に日韓翻訳ソフト会社のコウデンシャの高社長が京都の日本文化研究センターで行った研究会に参加されていた時、私は彼と長く話をしたことがあるが、その次の年に彼は亡くなられた。彼は経済的にその研究会をサポートして下さった。私は以前から彼が開発したソフトを使っていたのでそのソフト開発の話を伺ったことがある。彼が作り上げた翻訳ソフトは今広く使われている。今も私はそのソフトを使って日本語の原稿を韓国語で楽しく翻訳して編集している。昔のソフトに比べて完成度は非常に高い。ソフトを使って翻訳してみると自分の慣れた文体や単語とは違った一味違った面白さがある。さらにそれを編集することによって多様性が加えられることを知った。故高社長が苦労してソフトを成功させたことに感謝している。彼は死亡してもこのような業績は残り、愛用されている。私は何を残せるだろうか。