崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『下関を生きる』出版

2007年12月29日 05時33分23秒 | エッセイ
 先日ソウルではスウェーデン居住の友人の作家が韓国語で『白い鹿』を出版した。そこに私が後書を書いた。その出版を祝って帰宅したら新しい拙著が待っていた。主に今年(2007)のブログから下関に関するものを中心に抜粋した文集の『下関を生きる』が地元のクォリティ出版から出版された。「生きる」とは‘愛する’‘楽しむ’ということである。下関にまだ3年足らずの居住者のわが夫婦が「下関を愛する」と言うと地元の人から嘲笑されるかもしれない。しかし韓国人にとって下関は新しくない。さらに言うと都市は他人のような市民によって愛されなければならない。下関は古い地元の人の縄張りに頼っているだけではない、すでに国際的な近代都市港であることを市民と行政は認識すべきである。