永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

八幡駅前・さわらび通り。〈ボヘミアンの旅風景?北九州八幡東編〉

2011-11-08 06:08:06 | アート・文化
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八幡駅前界隈。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ


ボヘミアンは門司を旅立って漂泊を続けています。結構歩きました。おかげさまで元気にいい旅を続けています。時々、門司に帰りたいなとセンチになる時がありますが、ここはぐっと旅人らしく訪問した先の風情を楽しみながら歩を進めています。
黒崎駅から登り電車に乗って八幡駅で降りました。改札を出たら駅前の光景がいきなり現代的な高層ビルに姿を変えて目に飛び込んできました。
かつて八幡駅前といえば、皿倉山に向って真直ぐに延びる並木道が、ちょっとヨーロッパの街並にも似た落ち着いた街並を見せていた印象が強く、駅前の余りの激変に驚きました。
特に市民会館前のロータリーあたりは落ち着いた街の姿を形作っていた時代の八幡しか知らなくカルチャーショックです。昔はここにはTNC放送本社がありました。
又、八幡市民会館横には併設して北九州市立八幡美術館がありました。九州ではまだまだ大きい美術館があまりなかったころの事、八幡美術館は大型企画展をよく開催していました。わたしは高校生のころ熊本に住んでいて電車に乗ってよく八幡美術館に訪ねました。
何年ぶりかの八幡駅前。駅前の再開発により、新しいビルが立ち並んで、個性的でお洒落なレストランなどのお店が通りの趣きをすっかり変えていました。
駅から数分のところにある前田にはかつて八幡製鐵の構内入口がありました。この界隈の街全体が八幡製鐵の企業城下町で、今も街のあちこちにはその面影が残っています。
40年前くらいまでは、八幡駅から見える八幡製鐵の巨大な構内は夜ともなれば工場の灯りが煌々と光りを放っていました。




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現実という四次元の影、それは夢うつつな、そして記憶の中の〈いつか見た風景〉なのかもしれません。わたしは、いま思うとそんな光景の絵ばかりを描いていたような気がします。描いた絵を今回思い切って発表してみることにしました。背景は、メタフォリックに門司港のあちこちに今も残る昔ながらの海峡の倉庫街、港駅、下町の風景と暮しです。こんな展覧会を、門司港の“ティー・ルーム センガク”さんでします。お時間ございましたら、わたしの童景画をご高覧いただけると幸いです。
門司港・ティー・ルーム センガク
平成23 年11月17日(火)~ 平成23 年11月26日(土)水曜日・定休
北九州市門司区東港町2-23(出光美術館うら・遊歩道沿)
tel 093-321-6700




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