永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

花まつりと悟り。

2010-04-09 06:28:04 | 日記・エッセイ・コラム
今年の桜開花は早かったのかそろそろ葉桜になりかけている。本来なら今からが最高の季節に向う時期だが、気まぐれな天候でからだの芯から冷えることがある。
花まつり。甘茶ならぬ甘酒饅頭でお釈迦さまの誕生をお祝する。饅頭のころもにほのかに酒のかおりの味わいを感じながら、お釈迦さまの智慧と慈悲が自分にも備わるように勝手な祈りをする。
机上での細かい作業にほとんど目の深度がままらない。作業用のめがねを何度変えても着実に焦点が変化している。からだの主体はよく自我との葛藤だと思う。こんな時お釈迦さまはどう悟るのだろう。自我だらけのぼくはまだまだ悟りをひらけない。
ことし一月後半から現在までのウエイト・コントロールで7キロ体重が落ちたが、それ以後は変化が止まったままで、なかなか目標の体重まではいかない。ほっぺは落ちたが頬は落ちない。腹は凹んだが、下腹の肉は脂肪がついたまま。自我が働ければに負けそうになる。王貞治さんの日記著書に「困難にはぶつかっていかなければならないが、危険は避けるべきである。この二つを見分けることが重要である」という名言がある。王さんのすべてがこの言葉に表れていると思う。人は自我によって生きているようなもので、あの手、この手で困難に挑戦しても、これに負けるのは、実は自我に負けているようなものだと思う。
ぼくは目と体重の変化に負けそうになる。悟りはまだ先のような気がする。



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