永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

思いを繋ぐ一日だけの旅。

2008-10-19 06:43:25 | 日記・エッセイ・コラム
門司白野江に部埼灯台の前身、火焚き場跡の復元完成式に出席する。火焚き場は天保7年から26年間僧清虚が海難事故を防ぐために毎夜火を焚いたところだ。秋晴れの爽やかな周防灘の素晴しい風景を背景に跡が映える。僕は焚き場跡の記念プレートに復元絵を描いた。清虚さんの遺徳をしのぶ皆さんの顕彰活動にお手伝いできたことが嬉しかった。Rimg0012
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式典後、急ぎ福岡へ走る。毎年この季節に能古島で行われる師匠に西島伊三雄先生を偲ぶ会に出席する。能古島も素晴しい秋晴れで迎えてくれた。先生が亡くなられて7年になる。この会に集う人たちは西島先生が好きな人ばかりだ。また、同窓会みたいなものだ。多彩な職業の人たち、踊りの師匠さんやいっぱいだ。特に女性は美人揃い。西島先生の息子さん、デザイン仲間のHさん、Iさんとひさしぶりに再会だ。式典の後は、船着き場近くにある料理屋かもめで飲む。ここは西島先生とよく飲んだところ。長唄の師範の豪快でユーモアたっぶりな話術を肴に焼酎三杯。その後、飲み場所を変えて船に乗り姪浜から白金の京で飲む。Iさんが言う。「この会は西島チルドレンやな」。京のママが言う。「さっき西島先生がカウンターに一万円置いていきんしゃったばい。先生が後はみんなから、千円づつ貰っとけばよかばいて言いよんしゃつた。さあさあ飲みんしゃい」。みんな思いは西島先生だ。ドンチャン騒ぎで、僕は焼酎二杯。にぎやかな女性群が会を盛り上げる。10時で散会。急ぎ門司に帰る。なんとも爽やかで愉快な一日の旅に終る。

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