永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

手と糸が織りなす刺しゅうの絵画。

2009-04-17 17:15:32 | 日記・エッセイ・コラム
先日から案内を頂いていた戸塚刺しゅうクラブ北九州支部会員のみなさんの展覧会を井筒屋で観る。表現された糸の世界を現実に見て驚く。手技でここまでできるのかと思う。微妙に淡い色で丹念に織られた作品は立体感もあり絵画的である。高度な技術である。観るものを圧倒する。しかも作家の方々がグルーブのみなさんと和気あいあいに楽しまれているのがうらやましい。僕も絵を描くが、作家が絵を描く時はどちらかと言うと孤独な作業である。描いた後は次ぎの行動が大事で、どうその作品を発表なりで世間に問うかである。展示の見せ方で、絵が二次的に動き出すし、会場に華が咲くし、人の交流も生れる。北九州には根っ子に素晴しい人たちが世界をつくっている。北九州の文化はすてたものではない。〈戸塚刺しゅう展“私達の街 北九州「安らぎをあなたに」”〉は小倉・井筒屋本館8階催場で、20日(月)まで。入場無料。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿