永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

町路は狭く人の情けを巡る道。門司港千日。

2012-06-26 19:53:51 | まち歩き
日本は昭和40年代ころから町の風景が急速に変りはじめたと思う。30年代ころまでは戦前戦後からの木造家屋がまだ残っていた。僕が小学校低学年のことである。今でも憶えているが、住んでいる小さな町でも人が溢れて活気があった。
昔の町には人の匂いがあったように思う。それは暮しの匂いである。
東京オリンピックがあった40年代ころから、町も人も時代の流行りを意識しはじめたように思う。町の形態に変化を求めだしたのもそのころからだ。
門司港の下町から山手を繋ぐ町並みは現代に取り残されていると人は云う。住んでいる者にとっては、精神的に救われている町のような気がするのだが、それは昭和30年代のいきいきしていた面影を今に残しているからだろうか。


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