永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

河内貯水地。〈ボヘミアンの旅風景?北九州八幡東編〉

2011-12-04 10:01:20 | アート・文化
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筆者ボヘミアンの旅人はしばらく門司に帰っていました。旅の間に門司港で絵の発表をしたり、溜っていた雑事を片付けたりと平常な毎日の生活に浸っていましたが、そろそろ旅の虫がうずうず起き始めだしたので、旅仕度にかかり、ホームを出ることにしました。
旅立ちに幸先よく、そして縁起よく冬空に虹が出ました。旅先は冷たい雨でしたが、くっきりとしたレンボー色が歩く躯を押してくれました。


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河内貯水地。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ

筆者は前の旅に続き八幡に振出し向いました。雨の合間に少しですが青空が見えてきたので、河内貯水地に向って歩いてみました。
麓の大蔵の町から大蔵川沿いに緩やかな山道を歩くと、軽い登山気分と心地よい汗がかけます。登り切ったところに四方を山に囲まれ、満々とした水と濃い緑の木々を懐に抱き自然との調和を見せる河内貯水地に着きました。新日鐵八幡製鉄所の人造湖である貯水地は、梢をわたる風の音が聞こえるほど静かでした。湖にはまわりの緑と対照的に朱赤で彩られためがね橋(南河内橋)が懐古的なデザインを見せています。日本に唯一残る凸レンズの形をしている珍しい橋だそうです。湖の遊歩道では辺りの様々な自然の表情を楽しむことができました。