「悪事千里を走る」と言うことばがあるる。そのことわざのように、悪い噂はあっと言う間に四方に拡がり、世間は他人の悪い噂を喜ぶ傾向があるようだ。人は他人のことは脇の隙間から目をこらして見るが、自分が渦巻きに入っていると、自分のことは見えない。今の日本の政治・経済や大相撲などなど、パッシングの渦だらけ。情報過多の時代は自分で選択するしかないけれど、情報は氷山の浮かんでいる部分しか見ろうとしない。なかなか心眼で見るには修行が足りない。着ているものや肩書などいうものはいい加減なもので、常識はパタンとひっくり返るもののようだ。相手の魂というか心みたいなものは掴むのは難しい。