古い友人や先輩が夢に出てくる。スイスの友人、イラストレーターのRが「久しぶり日本に来た。今、小倉のデパートのイベントホールでアートショーをやっているので今からすぐ来い」というので、急ぎ着替えて会場へ行く。Rはスタッフも連れてきたという。会場は複雑に構成されていて幻想的につくられている。入り組んだ壁面に絵が取り付けられている。会場全体はディスコ風にオープンスペースがつくられている。Rは「ここで来場者を取り込んでパフォーマンスをやる」という。僕は「そんなひと昔にあったような奇をてらったことはせずに<、絵をまともに見せろ」とたしなめる。「よその国ではこれがあたりまえ」とニヤニヤしている。そんなこんなしていると、昔、勤務していた時の会社の先輩Sさんが絵を熱心に観ている。僕は近づいて「こぶさたしています。お元気でしたか」とあいさつをするが振り向いてくれない。Sさんはずいぶんお年を召したようだ。Sさんは僕の目の前から一瞥していなくなってしまった。そうすると、SさんはRが演出するパフォーマンスにわけのわからい動きで参加していた。まわりのスタッフが無表情で「あなたも、このパフォーマンスに参加しなければなりません」連れていかれそうになる。僕は嫌なので、その場から逃げるように手を振り切り、会場の人の波を泳いで外に脱出した。