午後から半日、造本の打ち合わせ。100ページくらいになる本。原稿内容を1ページ、1ページチェックしていく。気の遠くなるような作業になる。文字原稿、写真資料、図表など膨大にある。顔である表紙から中ページまで、これから本のイメージをどうするか、ページの文字組みをどんなイメージにするか思案どころだ。でも本のデザインは僕の一番好きな仕事であり、楽しみの仕事である。ページを追って設計していくのは、建築物を設計していくのと同じだ。紙の選定、文字の選定、文字組みと土台から固めていく。デザインに何日かかるか解らないが、本の完成のお尻は決っている。好きでないとやれない。