平成24年7月
夏の土用
立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日(または19日)間を「土用」といい、それぞれ「冬の土用」、「春の土用」、「夏の土用」、「秋の土用」と呼ばれます。
土用は年4回ありますが、現在では特に立秋前の夏の土用のことをさすようになりました。
今年の7月27日は土用の丑の日にあたります。
陰陽五行説では、すべての事象を木・火・土・金・水の5つに分類して世界を考えます。五行説では春は「木気」夏は「火気」秋は「金気」冬は「水気」と割り当てていました。これでは五行説の構成要素の「土気」があまってしまう。
そこで、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を「土気」に分類し「土用」と呼ぶ事になりました。
年によっては夏の土用が2度訪れることもあり、この場合は2度目の丑の日を「二の丑」と呼びます。
化政文化の江戸時代に夏で売れ行きが悪くなったウナギ屋が平賀源内に相談し、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て「本日丑の日」と書いて店先に貼る事を提案しました。
すると、そのウナギ屋は大繁盛した事は今でも有名な話ですね。
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家族旅行
渇いた風が気持ちの良い日曜日の遅い朝、ワンちゃんのご葬儀を行いました。
一通り葬儀も終え、供養の際、祭壇に飾らせて頂きましたお写真をご家族にお返しいたしました。
奥様が額入りの写真をじっと見つめ、ご主人に撮影当時の思い出を語りはじめました。
毎年、年末年始は旧知の方が経営している東海地方の旅館にお家に居るワンちゃん全員を自動車に乗せて旅行をなさっているそうです。
写真は数年前の旅行の道中で景観の良い場所で休憩していた処を撮影したものだそうです。
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商店街の半見知り
薄日差す梅雨の合間の朝、これまで何度か、猫さんの葬儀をなさっているご家族のもとへお伺いしました。
前日の夜に奥様からお電話を頂き、どうも猫が自動車に轢かれた現場に居合わせて、ともかく、懇意の獣医さんに連れて行き、何かあったら連絡するとの事でした。
猫さんは助かる事は出来ず、翌朝、奥様から再び電話が来ました。
奥様は、同じ区内に住んでいる独立した息子さん宅に定期的に通っておられ、何年も前から通り道の商店街で、この猫さんとは何度も会う事が有り半見知りの仲だったそうです。
歳も相当取っていて、動き出した自動車に気が付かなかったのでしょう。
残念ではあったが、この猫さんの生涯と終わり方は幸せだったと、商店街の方達は奥様にそう言っていたそうです。
第40号紙面
夏の土用
立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日(または19日)間を「土用」といい、それぞれ「冬の土用」、「春の土用」、「夏の土用」、「秋の土用」と呼ばれます。
土用は年4回ありますが、現在では特に立秋前の夏の土用のことをさすようになりました。
今年の7月27日は土用の丑の日にあたります。
陰陽五行説では、すべての事象を木・火・土・金・水の5つに分類して世界を考えます。五行説では春は「木気」夏は「火気」秋は「金気」冬は「水気」と割り当てていました。これでは五行説の構成要素の「土気」があまってしまう。
そこで、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を「土気」に分類し「土用」と呼ぶ事になりました。
年によっては夏の土用が2度訪れることもあり、この場合は2度目の丑の日を「二の丑」と呼びます。
化政文化の江戸時代に夏で売れ行きが悪くなったウナギ屋が平賀源内に相談し、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て「本日丑の日」と書いて店先に貼る事を提案しました。
すると、そのウナギ屋は大繁盛した事は今でも有名な話ですね。
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家族旅行
渇いた風が気持ちの良い日曜日の遅い朝、ワンちゃんのご葬儀を行いました。
一通り葬儀も終え、供養の際、祭壇に飾らせて頂きましたお写真をご家族にお返しいたしました。
奥様が額入りの写真をじっと見つめ、ご主人に撮影当時の思い出を語りはじめました。
毎年、年末年始は旧知の方が経営している東海地方の旅館にお家に居るワンちゃん全員を自動車に乗せて旅行をなさっているそうです。
写真は数年前の旅行の道中で景観の良い場所で休憩していた処を撮影したものだそうです。
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商店街の半見知り
薄日差す梅雨の合間の朝、これまで何度か、猫さんの葬儀をなさっているご家族のもとへお伺いしました。
前日の夜に奥様からお電話を頂き、どうも猫が自動車に轢かれた現場に居合わせて、ともかく、懇意の獣医さんに連れて行き、何かあったら連絡するとの事でした。
猫さんは助かる事は出来ず、翌朝、奥様から再び電話が来ました。
奥様は、同じ区内に住んでいる独立した息子さん宅に定期的に通っておられ、何年も前から通り道の商店街で、この猫さんとは何度も会う事が有り半見知りの仲だったそうです。
歳も相当取っていて、動き出した自動車に気が付かなかったのでしょう。
残念ではあったが、この猫さんの生涯と終わり方は幸せだったと、商店街の方達は奥様にそう言っていたそうです。
第40号紙面
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