動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

人魂の正体

2012年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
年が明けて二日目、県内に於いて猫さんのお迎えをいたしました。
小雨混じりで薄曇りの中、空いてる県道を小一時間ほどでご自宅に到着しました。
玄関のチャイムを鳴らすと、ご主人が出迎えてくれました。
ご家族は私の親の代からの旧知で、挨拶で奥様の安否をお尋ねしましたら、五年程前に他界されたそうです。
居間でバスタオルにくるまれて横たわっている御歳21才の猫さんを納棺し、後部座席にご乗車頂きました。
送迎中、車内ではご主人がいろいろなお話をして下さいました。
亡くなる直前の奥様と最後に交わした言葉、近所で70匹の猫を飼っている方の事、若い頃から趣味で行っている強行遠足を故郷の地で友人とおよそ100Km歩いたは良いが、足慣れぬ疲れ果てた友人に「お前とは二度と歩かん」と言われた事など語っておりました。
葬儀も済みお送りする際は、当霊園の周辺の自然の話に至り、私は去年目撃したフクロウの事を話しました。
すると、ご主人は旭市に住んでた幼い頃に叔父様から聞いた事を話し出しました。
それは、人魂と言う物は飛び立つフクロウが鷲掴みにした魚の鱗が反射して見えるのが原因なのだ、と言う説です。
なるほど、言われてみたらそうかも知れない。
近年、解明されつつある不思議な現象は昔から妖怪とされてきたのですが、この説は海と森が隣接する地方ならではと感嘆しました。
楽しくて、興味深いお話をしてるうちにご自宅に到着し、一人暮らしとなりましたご主人がお家にお帰りになりました。
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