後
猫に邪魔されながら、やっと読み上げた。
代書屋のポッポちゃんも結婚して、子連れの家族ができた。
ミツローさんとQPちゃんとである。
母を事故で失ったミツローさんとQPちゃん、
そこにポッポちゃんが代書を書いたことで大接近。
QPちゃんもポッポちゃんにべったりになったから
QPちゃんの小学校入学を機に、入籍。
その間にも、代書を頼みに来る人は多い。
様々な人生模様が、代書屋のポッポちゃんに語られ、
ポッポちゃんは、見合う便せんに筆を選び、文字を選び、
文を練る。 家族は出来たけれど、代書屋は続いていくと思う。
こんな店があったら、訪ねてみたい。
私も手紙世代だから、思いいれを持って読んだ本である。
キラキラ共和国 小川 糸著 幻冬舎版