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大原 孫三郎に見る、経営者とは?

2018-05-16 18:29:20 | 人生の課題
*経営者とは何か?
*本業で利益を上げながらそれを博打(証券化ビジネス)につぎ込むのが真の経営者か?
 資本家、投資家、起業家、要するに金を持っていいる人か、集められる人である。近代流通経済学の父と言われるデユ-ゼン・ベリ-という人は20世紀には何かをするために金を稼ぐのではなくて、金を手に入れるために金を稼ぐ人が増えるだろうと予言した。まさにこの世は餓鬼道そのものである。
 因みに、「犯罪で稼いだもの以外はすべて所有権がある」と言った学者がいた。言い換えれば、社会や貧乏人のために使うのはもってのほかだというのであろう。(名前は遠慮しておく)
 ところで、私は自分でも呆れるほど下手な油絵を描く。それでも、下手は下手なりに味があるものと思っているから止めようとは思わない。今のような爺になるはるか前、汽車賃だけの貧乏旅行が気にならなかったある日、倉敷市に降り立った。ここには日本で始めての私立美術館である大原美術館がある。
 創ったのは大原孫三郎、倉敷紡績、中国合同銀行(今の中国銀行)中国水力電気会社(今の中国電力)等の社長を務め、大原財閥を築き上げた男である。
 謹慎中に石井十次を知り、その活動に感化を受け社会事業にも興味を示すようになる。1906年、まだ女工哀史と言われた時代に26才で社長を嗣ぐと、まず手がけたのは女性工員の待遇改善、大部屋詰め込み式の宿舎を辞め、小さな平屋で花壇月の宿舎を大量建設。工員が初等教育さえ受けていないのに驚き、職工教育部を設立。1902年には工場内に尋常小学校を設立、さらには倉敷商業補習学校を(現在の倉敷商業高校)を創った。
 また会社と工員の間に入って中間利益をむさぼっていた飯場制度も廃止し、診療所や託児所の設備まで作ったという。また会社の利益の殆どを日露戦争で増えた孤児の救済にあて、その額、現在の価値にして数百億円に昇ったという。富国強兵が声高に叫ばれ、一般国民の生活や権利が何等保証されなかった時代にである。
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