獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

会社からのいつもの帰宅ルートで迷った。

2012-02-08 19:28:55 | 網膜色素変性症と私
 網膜色素変性症な私デスペア。視野狭窄と視力低下が進行している私の目。読書はもういまはデイジー図書。今読んでいるのは「桐島、部活やめるってよ」という高校もの。それを読んでいるせいか、今朝は久微差に高校時代の夢を見た。好きだった子も登場していい夢だった。その夢のなかではもちろん私の目は悪くない。夢はいつだって見れるな。

 会社ではどんどん目の悪化のせいで仕事がやりづらくなっている。自分の席をいったんたったらその席を探すのも神経を使う。

 勤務中、ガイドヘルプ(同行援護)の事業者からなんとか週1、6時間のヘルパーを派遣できると連絡があった。土曜日に詳しい説明と契約書にサイン。家まできてもらえるとのこと。

 これでスポーツジムに毎週かよえるな。ただ行きたいときに行っていきたくないときは休むっていうのがヘルパーさんに同行してもらうと難しくなるね。

 会社からの帰り道、まだ暗い道。いつもの同じルート。だのに、途中自分がどこにいるかわからなくなった。自分がいまいると思っている場所よりも先に進んでいて迷った。あたふたしていると見知らぬ人が大丈夫ですか?と声をかけてくれが、今の自分の状況を把握できていないこの状況でどのように返答すれかいいかわからず、無言でずっと道路脇をつったっていた。

 こういう時の模範返答を論証パターンのようにあらかじめ用意しておかないとだめだな。

 「いま私がどこにいるのかわからなくなっています。ここはどこですか?」

 まずこう返答してから、詳しい位置をきこうと思う。

 1分ぐらいあたふたしていて、上を見えあげるといつものドラッグストアの看板が遠くにみえたのでいまいる自分の位置を把握できた。

 考えてみるに、数か月前までは、白杖をつきながらでも、家の軒先のあかりや、ドラッグストアの明るい看板や街灯や自販機の朱莉を目印に、進むべき方向と、今いる場所を把握していた私。最近はほとんどそのあかりを頼らず白杖を道路の側溝にはわせて歩いていたことに気づいた。

 ガイドヘルプサービスを申し込むのいい時期だったのかな。

 スポーツジムのつぎはハローのコンサートに同行してもらおうかな。

 p.s.
コンサートの合間、ガイドヘルパーさんはどうやって時間をつぶすんだろう。昼夜のコンサートの間なんていまでも私は時間のつぶし方がわからない。もし昼夜の合間にマクドで時間つぶすときに同行してくれているガイドヘルパーさんのお茶代も出すべきなのだろうか?そこんとかがまだよくわからない。
 

コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする