でーさんのきまぐれ日記

特にテーマはありませんが色々と書きたいと思います!

阪急阪神ホールディングス株主総会

2010年06月20日 11時27分31秒 | 
この前の16日(水)に阪急阪神ホールディングス(以下阪急阪神HDと省略)の株主総会に行ってきました。
阪急阪神HDの子会社は阪急電鉄、阪神電気鉄道をはじめバス、ホテル、旅行会社、阪神タイガースなどがあります。
私は阪急電鉄沿線に住んでいることもあり、阪神との経営統合前の阪急電鉄時代から十数年間株式を保有しております。





開催日時:6月16日(水) 午前10時より
総会会場:梅田芸術劇場 メインホール
総会の内容:10時開始   挨拶、議決権行使の個数及び株主数の報告
                  監査報告
                  事業報告(スクリーン)
                 
        10時30分頃 決議事項の説明
        10時35分頃 事前質問の回答、質疑応答
        12時30分頃 議案採決
        12時35分頃 閉会、新任取締役紹介

株主総会会場である大阪・梅田へは阪急電鉄で梅田まで乗車し茶屋町口改札を出ました。
茶屋町口から会場までは阪急高架沿いの道路を歩いて徒歩2~3分といったところであり、高架沿いの道路では総会会場の看板をもった職員の方が何箇所か居てました。受付はホテル阪急インターナショナル入口前で行い総会会場の梅田芸術劇場に入ります。

この会社の株主総会は過去に何回か行っておりますが、阪神との経営統合直前から出席株主数が増えており遅く行くと第二会場のシアター・ドラマシティに案内されます。こういう事もあり今回も早めの40分前に着いたため、1階席の比較的真ん中の席を確保することが出来ました。出席株主数は第二会場にも株主がいたので3000人は超えてるかと思います。出席株主の年齢層はここも高齢者が多くたまにサラリーマン風の方を見かけました。

質疑応答は毎年の事であるが、沿線密着型企業という事で阪急電鉄や阪神電気鉄道に関する事をはじめ阪神タイガース、宝塚歌劇の事が出てました。質問の時、長めの人がおりヤジが飛んでいた場面もあったが、痛々しいのが「グループ会社のバス会社の採用試験を受けたが落とされてので採用してくれ!」というのがあった。流石に社長は趣旨に外れるとの事でかわしていたが、こんな私的でくだらない質問?は考え物である。

質疑応答の内容
※表現の違いや聞き間違いがあるかもしれませんがお許しください。

Q:甲子園球場の優待復活について(事前質問)
A:観客が多く株主向けの座席を提供出来ない。ただし検討した結果、今回からグッズの割引や球場隣接の甲子園歴史館の優待を実施した。

Q:大阪国際空港(伊丹)の賛否について
A:当社として賛否は時期尚早である。伊丹、関空、神戸の3港をいかに有効利用すべきである。関空について当社は国際貨物も取り扱っているが、運営を上下分離して発着料を下げるべきである。

Q:大阪北ヤードの開発について
A:12社で開発し12社でリスクヘッジしているが金額については公開できない。
  開発について従来と同じやり方ではなく、人や物、情報などを集めるためにも新たな物を作らなければならない。

Q:阪神甲子園駅のバリアフリーについて
A:会社として十分に認識しているが多額の費用がかかる。昨年も同じ質問が出たがこの一年の間で兵庫県、西宮市と検討会を開いている。

Q:グループとしてのバリアフリーについて
A:国の方針に基づいているが、阪急では中津や春日野道は工事が不可能駅もある。
  安全性とセットで工事をしなければ補助金が出ない。

Q:役員報酬について
A:持ち株会社以外に子会社からも報酬を貰っている。
  阪急電鉄     17名  3億7100万円 
  阪神電気鉄道  20名  3億5900万円
  1億円以上はなし。

Q:阪急電鉄の従業員の給料が他社に比べて高い事について
A:収益の高い路線が多く輸送効率が良いため他社と比べて高くなっている。また生産性を上げて利益を出している。

Q:タイガースの外国人のスカウトについて
A:基本的に毎年同じであり長年かけてリストアップしている。マートンについては長年追いかけていたが昨年、日本に行けるようになった。駐米スカウトをオマリーからシーツに変えた。

Q:阪急と阪神の運賃通算について
A:それぞれの事業について適正運賃を出している。もし通算となると運賃体系を全体の中で考えていかなければならない。土日祝日であるがスタシアピタパ利用でポイントを還元している。

Q:宝塚ファミリーランド跡地について(同様の質問が2回あり)
A:①住宅展示場は仮であり有効活用している。現在は検討中である。
  ②ドッグランドの部分は赤字である。土地を借りている部分があるため地代を払っており税金や地代は1億5000万円発生している。スーパー銭湯について検討する。

Q:宝塚歌劇について
A:①音楽学校の裁判について雑誌に書いてあることは事実無根である。出版社を訴えるつもりはない。
  ②昨年の稼動実績について宝塚大劇場は454回で稼働率86.7%、東京宝塚劇場は473回で101.1%である。
  ③1回の公演が短い事について、宝塚では年間で1回しか出演できない組が出てくるため年10回公演にしている。

Q:阪急宝塚駅の宝塚線と今津線の接続について
A:宝塚線と今津線は日中、同一ホームを利用しているがラッシュ時は宝塚線は2線利用している。宝塚線と今津線の運転間隔が違うため接続が悪いこともある。宝塚駅以外にも西宮北口、川西能勢口、石橋での接続も考えている。可能な限り接続を考慮するが現状では改善の余地なし。

Q:土産のスルッとKANSAI500円カードから百貨店商品券1000円にして欲しい
A:足代の意味合いと自社施設を利用してもらうという事がある。金額について少しでも経費を削減したい。欠席株主もいるため株主の公平の原則もある。


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