キプロス。

キプロスの預金封鎖。



EU(欧州連合)ユーロ圏財務相会合がキプロスへの財政支援と引き換えに全ての銀行預金への課税を決めました。

これを受けて、キプロスで3/16土曜日付けで預金封鎖が行われましたε-(´∀｀; )

政府が預金封鎖を事前の通告なしに実施したのです。

預金封鎖をしておかないと、たくさん預けている人は全部引き出してしまいます。

そうなると、空っぽの預金口座にいくら課税しても税収は得られません(´・_・`)

預金封鎖によって税金の原資を保全したんですねー。

突然の預金封鎖に怒った人々がブルドーザーで銀行に突入したりと、大変な騒ぎとなっているそうです(^_^;)

自分のお金なのに、必要なときに引き出せないなんて僕も怒り狂います！

しかも今回の預金封鎖はキプロス人だけに限られたものではなく、世界中から高金利で集められていた預金が引き出せない事態になっており、さらには大きく課税されるかもしれません。

キプロスに銀行口座を持つ人は預金に1回限り最大約10％の税金が課されるというものです。

1000万預けてたら100万とられてしまいますΣ（゜д゜lll）

1億なら1000万。

そんなに大きなリスクがあるのなら、預金封鎖が解除された場合、解約が殺到するでしょーねー。

預金者だけでなくキプロスとしても、預金封鎖や預金課税はできるだけ実行したくないはずです。

しかし、キプロスがもし預金課税を否決してしまえば、EUからの支援を受けられずにデフォルト(債務不履行)に陥るかもしれません。

国の財政が健全でないと、国民に想像できないほどの痛みを与える改革が実行されることが、現実にあり得るようです。

日本も同じようにならないとは言い切れません。

日本もネガティブな材料は豊富です(^_^;)

まぁ僕みたいに預金も資産もなにもない人はビビる必要もないんですけどね（笑）

ほとんどの人が迎える長い老後生活のためにも、資産の保全と資産の形成については若いうちにしっかり学んでおきましょう！