営業の永Tです
一般に販売されています消毒薬の消毒のしくみは、細菌の細胞を構成していますタンパク質
を凝固させることで細菌を殺します。これは同時に人の細胞のタンパク質にも同様な働きを
します。
一方、電話消毒薬の消毒のしくみは、主成分の硫酸オキシキノリンが菌体中の種々の酵素と
して働く金属タンパク質を合成するときに必要とされる必須金属類(亜鉛、鉄、銅、マグネシウ
ム等)と結合して奪ってしまうため、他のいろいろなタンパク質合成に必要な酵素が円滑に
供給されず、細菌を死にいたらしめます。
このような金属との結合を、その様子がカニのハサミで挟むように見えるため、
「キレート反応」と言われ、タンパク質からなる人体に係わりのないのが特徴です。
キレートとは、ギリシャ語でカニのハサミを意味しています。
初期の電話消毒は、フォルマリンを薄めて電話機を消毒しておりましたが、
消毒効果を持続させるためにパラホルムアルデヒトを使用するようになりました。
しかし、パラホルムアルデヒトの吸入毒性が社会問題となり、後に開発したものが
硫酸オキシキノリンを主成分とした現在の電話消毒薬(医薬品)です。
★『電話消毒』について、詳しく知りたい方は、
下記アドレスをクリックしてください。
http://www7.ocn.ne.jp/~h-eisei/nazehituyou.html