クリエイティブビジネス論!~焼け跡に光を灯そう~

元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

放送はテレビの一部になる~iPadから見えるコンテンツの未来・その24~

2010-06-28 08:00:00 | iPadから見えるコンテンツの未来
前回のテレビの今後の話の続きを書く。・・・とは言え、ぼくもあんまり明確なビジョンを持ってるわけではないので、行き当たりばったりで書いちゃう。だからあまり細かいこと気にしないでね。なはは

最近の日本人の各メディアに費やす時間はかなり変化しているようだ。

愛読しているブログGarbagenewsの最近の記事にも、こんな2つがあった。
ひとつめは、男性10~30代は「テレビよりインターネット」という記事。
後半の「20代男性におけるメディア接触時間」というグラフはけっこうびっくりで、2008年と2010年でテレビとネットの視聴時間が"逆転"といえる現象を起こしている。

もうひとつ、「不景気でテレビの時間も少々増加、だが・・・」という記事。テレビの視聴時間が僅かに増加傾向だけど、ネット視聴時間はぐいぐい伸びている。

さてここでもう一点、加えるべき視点がある。上記のようなテレビの視聴時間とは、テレビ放送を見ている時間なのか、という点だ。

言うまでもなく、タイムシフト視聴は普通になっている。うちの子供たちなんか、録画が当り前。たまに生で見ている時に、リモコンのスキップボタンを押して「あ、録画じゃないんだっけ」なんて言っている。

さらには、ゲームだのDVDだのなんだのかんだの、テレビモニターをいろいろな使い方で見ているのだ。テレビにインプットするジャックが足りないほどだ。

もはや、テレビ放送は、テレビの機能の一部になってしまっているのだ。

それからもうひとつ、別のブログ記事を読んで欲しい。

野村総研の山崎さんという方が書いておられるSocial Networking.jpというブログ。
その最近の記事で"コネクトテレビ"について紹介している。

コネクトテレビ?

聞きなれない概念だね。正直、iPadやiPhoneを持っていなかったら、ピンと来なかったかもしれない。でも両方使っていると、なるほど将来のテレビはこうなるのかもね、と思えた。

つまり、iPhoneやiPadは基本的にアプリを使う仕組みなわけだけど、コネクトテレビもウィジェットという、ようするにアプリみたいなもんだね、というソフトウェアを使うもののようだ。

画面の下にYou Tubeとか天気予報とかのアイコンが並び、それをリモコンで選んで視聴するわけ。デモ映像の中にはCBSとかNewYorkTimesとか、マスメディアブランドの名前も並んでいた。

ぼくはテレビ放送の中でもやはりニュースをよく見る。帰宅してパッとニュースコンテンツを呼び出せたらこんなに便利なものはない。それができるなら、いままでよりテレビを(生ではないけど)見るのではないかな。

妻は、天気予報を見たがる。天気予報をやってそうな時間になるとテレビ局をザッピングする。翌日、洗濯物を外に干せるかどうかは彼女にとって重要な情報だ。それをウィジェットでパッと呼び出せれば彼女はありがたがるだろう。

言ってみれば、テレビモニター上でも、コンテンツがアプリ化するのだ。

こうしたテレビの新しい使い方は、いろんなことに広がりをもたらすだろう。例えばiPhoneやiPadのような端末と連携することで、有機的で多様な楽しみ方と利便性がもたらされるはずだ。新しいMac miniにHDMI端子がついているのは、Appleもそこを先どりしようというひとつの現れではないかな。

そしてコンテンツの作り手にも、メディア企業にも、考え方の転換を迫る。どうせ迫られるのなら、迫られてから取組むより、それを見越した動きをしていった方が、いいでしょ?

だからぼくたちは、iPadを日々使いこなしながら、その向こうにテレビの未来も見据えていかなきゃいけない。iPadいじってたら、イメージしやすいかもよ・・・
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« テレビとiPadはどうなるのか... | トップ | とにかく大変なことになって... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふむ、なるほど。 (punipuki)
2010-06-28 14:31:26
TVがiPad化してくっのも悪くないですが、
TVはもっとソーシャル化していくのも悪くないなと。

いままではTVって家族のツールだったけど、
そこはビデオやら、ゲームやらがあるし、
個人ツールとしてはPCやiPadの方が使い勝手はいい。
、、、TVの大画面で個人的な画が映ったりしたら
、、、ちょっと、はづかしい(爆)

となるとTVはもっとみんなでわいわいやれる
「場」みたいなサービスを持ってくれるといいなと、
特にワールドカップな最中に強く思ったりしてます。
最近、自分はTVはTweetしながら見るモノと決まってますし(笑)

でも、そろそろTwitterではムリが来ている感じ。
興味のないTLほどうざいモノはないし、、。
やっぱパーソナルな枠を出られない。
そこはUstで、とかってのは違う気がするし、、。

TVだったら「番組」や「テーマ」を軸に
もっとうまく出来そうな気がするんですが。
家族と一緒にソーシャルなカンジで
お茶の間同士が国境を越えて繋がる、みたいな。
agent (higekuma3)
2010-06-28 23:57:32
Appleは、agentは人、または、人に近い存在と思ってるし
、Googleはagentは客観的なエンジンでしょ。って思ってます。

コンテンツは、両者は制作しないから、それをどういう風にプラットホームに展開するかが、
両者のスタンスの分かれ目です。

おのずと、どうなるかは、もう見えてるんですが。

コメントを投稿

iPadから見えるコンテンツの未来」カテゴリの最新記事