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あなたは敬語を正しく話すことができますか?

2005-07-28 05:30:38 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

あなたは敬語を

正しく話すことができますか?




桃子さん、コメントありがとう。
とにかく、僕の記事にはコメントが付きませんからね、短くとも、桃子さんのようなコメントをもらうとうれしいですよ。


>私もデンマンさんの仰る通り、
>現代の日本の敬語は
>乱れている様に思います。


敬語は難しいですよね。日本語を勉強している外人に尋ねるとやはりそう言いますよ。
英語にも敬語はありますが、日本語の敬語と比べたら、お話にならないぐらい簡単なものです。
ところが、日本語ときたら、全く混乱してしまうほど複雑な敬語のシステムがありますよ。
“システム”と呼んでも良いほどひとつの分野、体系を形成していますよね。


>私自身、いつも正しい敬語を遣えていないので、
>その様に思うのかもしれませんが…。


僕自身も、中学生のとき国語の時間に初めて敬語というものを“勉強”させられた時にいかに、いい加減な敬語を使っていたかということを知って唖然としたことがありますよ。
尊敬語だとか謙譲語だとか、。。。僕は少なからず混乱してしまったものです。


>でも、この様にして、言葉は時代と共に
>変化していくのだと思うと面白いものです。


その通りですよ。
僕はもう言葉では、すっかり浦島太郎になってしまいました。
“キモい”が全く分かりませんでした。(≧Д≦)ノ彡☆
15年ほど前から、日本には毎年戻ってはいるんですよ。
でも、僕の身の回りには“キモい”という言葉を使う人が一人も居ませんでした。
だから「この言葉は、もう日本では常識じゃん」と、中学生の女の子に言われた時にはびっくりしましたよ。

どういう意味なの?
“キモチわりィ”という意味じゃん。
じゃあ、キモチイイだって、“キモい”じゃないの!ちがうの?ええっ?


この女の子は黙ってしまって、答えられませんでしたよね。
(^Д^)ギャハハハハ。。。。
このように道理では理解しがたいことが“日本の常識”になっていますからね。
これは、理屈ではないんですよね。
まさに、桃子さんが言ったように“言葉は時代と共に変化していく”んですよ。

つまり、言葉は生き物です。
ただ、僕が思うには、この“生き物”が日本では正常に成長していないのではないか?
どういうわけか奇形になってゆくのではないか?そのように感じていますよ。

とにかく、人生の半分以上を外国で暮らしていると、いろいろとおかしなことに出くわしますよ。
この女性は僕のお客さんの一人なんですが自分のことを必ず“わたくし”と言いますよ。
“あたい”、“わたし”、“あたし”、。。。じゃないんですよ。
必ず、いつでも“わたくし”と言うんですよ。
90歳のおばあさんなら納得ゆかなくもないのですが、まだ中年の女性です。
僕の海外に居る知り合いの日本人の中で“わたくし”と言う人はこの人一人しか知りません。
海外で暮らしていると、日本語からも取り残されてゆくのかもしれませんね。

いづれにしても、桃子さん、コメントありがとう。
改めて敬語のこと、日本語のことを考えさせられました。




浦島太郎の可笑しい懺悔は次のリンクをクリックすると読めますよ。

http://barclay.c-f-h.com/denman/tree.php?all=179

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