まーちゃんの自由日記帳

バイク・自転車などタイヤが付いている乗り物が大好きなオジサンが書いていますが、最近は山歩きがメインテーマになっています。

甲斐駒ケ岳(前泊・日帰り)

2016年07月28日 | 日記

山の仲間から「平日になるが、甲斐駒ケ岳に行かないか。」というお誘いがあり、有給休憩を取って行って来た。
南アルプスにある甲斐駒ケ岳に行くには山梨県からアプローチする方法と長野県からアプローチする方法があるが、今回は後者。
長野県側の登山口のある北沢峠は6月下旬から11月上旬までマイカー規制されているので、奈良田で乗合バスに乗り換えた。
広河原経由で北沢峠に向かったが、平日だというのに結構混んでいた。

 

一日目は北沢峠の山小屋で1泊。翌朝、早出して甲斐駒ケ岳を往復する作戦だ。最終バスの関係で、北沢峠には16時までに戻る。
北沢峠の山小屋は収容人員110名であったが、案の定、畳一枚に2人の割り当てとなる。夕食をとって20時消灯。

   

事前の天気予報はあまり良くないが、せめて雨だけは勘弁して欲しい・・・・・・そんなことを願いながら就寝した。
翌朝は4:30に登山口をスタート。まずは双児山(標高2469m)を目指す。夜明け前&樹林帯ということもあって、ヘッドライトを装着。

  

約2時間かけて双児山に到着。天気は晴れ。北岳、仙丈ケ岳、間ノ岳、農鳥岳を見渡せる。

  

次の目標は駒津峰。だんだん、登山道が厳しくなる。ガレ場を通過する頃には森林限界を超え、ハイマツ帯になった。
1時間少々で駒津峰(標高2740m)到着。既にハイカーが休憩を取っていた。ここで仙水峠からの登山道と合流する。

   

ここから先が本日のコースの核心部。
一旦、六方石まで下る。大きな石が目印。ここで直登ルートと巻き道に分岐するが、我々は当然、後者である。前者は上級者向きだ。

  

巻き道は初心者向きらしいが、下りながら通過する落差のある岩場が2か所あった。しかし注意して通過すれば全く問題なし。
ここを通過すると砂礫の登山道に変わる。いよいよ、甲斐駒ケ岳が近づいて来た感じだ。
某国営放送の「日本百名山」という番組でも紹介された木(ダケカンバ?)が登山道の横にあった。岩の割れ目から1本だけ生えているのだ。



グリップ感のない砂礫の登山道を登っていく。ガスが掛かって頂上は見えない。摩利支天分岐から20分らしいが・・・・・・

  

10時半、頂上(標高2967m)に無事到着。かなりユックリ目に歩いてきたので、帰りはペースアップして下山しないとバスに乗り遅れる可能性が出てきた。
頂上には多くの先行ハイカーが休憩&昼食中。ガスで眺望はまったくない。せめてもの救いは風がないことと雨が降っていないこと。

  

我々も昼食。腹ペコであるが、ゆっくり食べている時間がないので、早目に済ませて下山開始。
当初は摩利支天にも寄りたいと思ったが、今回は取り止め。来た道をドンドン下る。
甲斐駒ケ岳から北沢峠への下山はずっと下りというわけではなく、駒津峰の手前と双児山の手前には登り返しがある。疲れた足には結構堪えるのだ。
ノンストップで北沢峠まで下ることは無理。結局、最終バス発車時刻の11分前に到着した。ヒヤヒヤしてしまった。

  

後記)
かつて甲斐駒ケ岳は黒戸尾根からの登山道しかなかったが、その後、北沢峠まで道路が出来たことをキッカケに長野県からのアプローチがメインになった。
黒戸尾根経由で甲斐駒ケ岳を日帰り登山することは相当の健脚でないと無理。北沢峠からであれば、我々のような貧脚のハイカーでも何とか日帰り登山が楽しめる。
その辺りが長野県からのアプローチがメインルートになった要因だと思う。
とは言え、楽勝で往復出来るほどのレベルではなく、それ相応の体力と技量も必要であると思った。




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