おはようございます。
この写真は昨日の朝にお店からリオクラと散歩に出掛けた途中に撮りました。私は夕焼けより朝焼けが好きです。少しずつ空が明るくなってきて、太陽のエネルギーの大きさを感じる時に「今日も始まるぞっ！よし、がんばっつぉ！」と元気をもらいます。
先日、朝5時くらいに車でお店に向かう途中、おじいちゃんが小さな乗用運搬機にモモ用の平箱を載せて道路脇の自販機で飲み物を買っているのを見かけました。この光景、震災がなかったら、あの事故がなかったら何も感じることはなかったでしょう。
日常の何気ない風景なのですが、私はそれを見たあと号泣してしまいました。運転しながら声をあげて泣いてしまいました。「息子夫婦と孫は県外に避難していて、以前のように孫に自慢のモモを直接食べさせることも出来なくなっているのではないか、おばあちゃんまで守り子の為に一緒に行ってしまい、飲み物を準備してくれる人がいなくなってしまったんだろうか。」、と勝手に考えてしまいました。
私や私の家族、友達など回りの人にもあれ以来、いろんなことが起こり、そしてまだ戦っています。特に農業は何十年とかけて作ってきた土を除染のためにそっくり削られたり、樹皮を剥がされたり、枝を落とされたり...
それでも、先祖代々の土地はそこにあるわけだからやれることをやって生きていかなければならない。これからの人たちにこの土地を少しでも良くして引き継いでいかなければならない。そう思いながら皆さん作業されていると思います。
私は今、南相馬市で仕事をしていますが、そちらのほうが状況は大変ですし、もっと辛い方々もいます。でも、皆さんたくましいです。そんな方々からも力をもらいながら、私も私なりに明日のために出来ることをしていきたいと思っています。
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