【買った記憶のない本がなぜ見つかるのか】

【買った記憶のない本がなぜ見つかるのか】

今井むつみ『ことばと思考』岩波新書が読んでみたくなったので、未明のスマホで kindle 版を買ってみたけれど kindle リーダーアプリのライブラリーに買ったばかりの本が現れない。

「おかしいなあ」と思ってあれこれいじっていたら、蔵書ライブラリーのかなり下の方に、その本があるのに気づいた。朝になってパソコンで調べたら一昨年の夏に購入済みで、読んだ内容の記憶がないので、買ったことすら忘れていたのだ。ひどい。

本は読まなければ所有されないに等しいので、読んでみたくなるたびに買ってしまう。「あれ、おかしいな、いま買った本がないぞ」と戸惑うのは、電子書籍にそういう重複購入を防ぐ仕組みがあるかららしい。

いっぽう紙の書籍、とくに手軽な新書や文庫では重複購入した本が何冊も本棚にある。たとえば中村雄二郎『臨床の知とは何か』岩波新書とか、中島義道『観念的生活』文春文庫とか。そういう本は思い出してみると、つまみ食い的に読んで、最後までちゃんと読み通した記憶がない。

「買った記憶のない本がなぜ見つかるのか」、それは「読んだ記憶」がないので、その都度、読みたいという興味の沸点に達するからだろう。この本の場合、
「ことばのない思考ってあり得るんですか? というかそもそも『思考』ってなんですか」
ということばが自分の中で生じたからだろう。

2024 年 2 月 11 日 豊島区駒込

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20 音オルガニートで

20 音オルガニートでおちゃらかほい Ocharaka Hoi

20 音オルガニートでかごめかごめ Kagome Kagome

20 音オルガニートであぶくたった Abuku Tatta

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2024年2月号(通巻15号)まで公開中

 

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【春雷】

【春雷】

小学校の修学旅行先は二泊三日で日光だった。
列車が栃木県内に入ると、車窓から見える民家一軒一軒の屋根に金属の棒が立っているのが気になり、先生に「あれはアンテナですか」と聞いたら避雷針だという。栃木県は雷の発生率が高いのだという。

子どもの頃から雷が怖くて、外出時に雷雨に遭遇すると足がすくんで軒下に逃げ込んだ。雷に打たれて死ぬのは恐ろしい。わが母は雷を怖がる息子を小度胸(こどきょう)だと言って笑っていたが、総じて女性より男性のほうが雷を怖がるように思う。

2024年2月12日 本駒込

避雷針とはいうものの、機能はそこに雷を呼び込んで地面に逃がす「導雷針」なのであり、男性は神様から一人ひとり自前の避雷針をもたされているので導雷が怖いのだろう。写真は近所のビルの避雷針。

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【自分を動け】

【自分を動け】

明け方の夢に世界的に有名なスポーツ選手が出てきてインタビューを受けていた。

スポーツに限らず「自分で考えて自分で動け」と言われるのを耳にするけれど、その選手はいつも「自分を動け」を心がけているという。

頭で考えなくても身体はすでにどう動くべきかを知っているので、その自分が動くように動くのだという。余計な考えで自分の邪魔をするな 、それが「自分を動け」ということだという。なるほどなあと自作の夢に感心して目が覚めた。

   ***

スマートフォンでの電子読書は主に Kindle アプリを使っているけれど、貯まったポイントを使うために Google の Playブックスアプリと SONY の Readerアプリを併用している。

SONY の書店から 20% オフのクーポンが届いていたので取得し、日本語文法について書かれた本があれば読んでみたいと思ったので検索したら、大野晋『日本語の文法を考える』岩波新書があったので買って読み始めた。

日本語の文章には主語のない、主語・述語の照応しない文章が非常に多い。ところが、英語では主語・述語が応じ合って文であると習う。聞いてみれば、たしかに主語・述語が応じ合うことは重要である。にもかかわらず日本語では、主語を省略した文、主語のない文が多い。それでも、われわれは日常生活にほとんど困難なしに暮らしている。ということは、いったいどういうことなのか。(大野晋『日本語の文法を考える』岩波新書)

読み始めたらすぐに、中学生だった著者が疑問に思ったという、日本語はなぜ主語・述語が整っていない文章でも通用するのかという話が出てきて、まさに読みたかったことのツボにはまったので嬉しい。

2024年2月11日 本駒込

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【むかふずね】

【むかふずね】

古い人が書いた古い本を読んでいたら「むかふずね」と古い表記で書かれていて「なんだ」と思い、「ああ向脛のことか」とわかるのに一瞬の間があった。「むかふよこてふ」などと書かれていたらもっと時間がかかっただろう。

高校時代にひとり写真部の暗室作業をしていて帰りが遅くなり、下校しようと真っ暗な暗室から真っ暗な廊下に出たらどこまでも暗く、不気味なので自分への勇気づけに大声で「ゆふらくてふであひませう〜」と大声で歌いながら歩いていたら、誰もいないと思っていた闇の中から「バカ……」という笑い声が聞こえた。

あのとき、あの声の主は明かりの消えた校舎内で何をしていたのだろう。闇の中の笑い声は古い記憶の中の「怪」である。

2024年2月10日 千石図書館

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【豆腐と禅】

【豆腐と禅】

 

「お前が幸福をひとつ持っているなら私のをやろう。ひとつも持っていないならお前のを取り上げよう」
ある禅師が語ったという禅語をわかりやすく改ざんしてみた。大切なことを言っている。

週末に買い物で行く坂下の商店街に古い豆腐屋があり、年とっておもしろいご主人がいつも店頭に立っていた。四半世紀も前の話なのですでに代替わりしている。

豆腐を買って濡れた手に代金を渡したら、
「旦那の手にあるときは十円玉だったけど、あっしの手にのったとたん五円玉に化けっちまったのが一枚ある」
と笑顔で言う。なんとも禅味のある豆腐屋だった。

2024年2月9日 豊島区駒込一丁目の五叉路にある枝垂れ梅

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【スナメリトコブシアイナメ】

【スナメリトコブシアイナメ】

 

コロナ禍の中で、はやり病を退治する願いを込めて描き写すことが広まった妖怪とは何か、というクイズが朝日新聞1面にあって、
「答えはたしか4音のカタカナだったな……」
と思う。

2024年2月8日 文京区本駒込

「ええと『スナメリ』じゃなくて『トコブシ』じゃなくて『アイナメ』みたいなカタカナネーム……」
そうやってことばの意味を離れ、音だけが連なった真言のようなものを思いついては唱える密教的世界に入る境地が大好きだ。

2024年2月8日 文京区千石

降参して答えを見たら「アマビエ」だった。ありがたい。

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【朝からブギウギ】

【朝からブギウギ】

早めに目が覚めたので読みかけだった鈴木大拙『禅と日本文化 新訳完全版』を読んだ。

7 時 になったので朝食準備をし、NHK BS で朝の連続テレビドラマ『ブギウギ』を観ていたら東京ブギウギの話に作詞家として鈴木の名が出てきて、妻がすぐさま
「へぇ〜作詞は藤浦洸(ふじうらこう)じゃないんだ。鈴木って実在の人?」
とテレビの草彅剛に向かって質問している。

本駒込 7 時 30 分

気になるので膝の上で検索したら鈴木勝(※)という実在の作詞家(1916 - 1971)で、なんとあの鈴木大拙が養父だった。朝から朝ドラでびっくり。

※ウィキペディアで「鈴木勝(作詞家)」を検索するともっとびっくり。

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【解の怪】

【解の怪】

 「この特徴は図解によって簡単に説明できます」

と書かれていて、そう言われてその図解を見たら、著者が何を言いたいのかがぜんぜんわからない。どこが簡単なんだろうと思う。

図解は描いた本人にはわかりやすい。けれどその「図」が他人にとってわかりやすい「解」になっているかは怪しい。自分が「わかる」ことを他人が「わかる」ように共有するのは難しい。

意味不明な図解につづくページを読んだら、「なんだ、こんなことをわざわざ、あんなわかりにくい図に描いたのか」と「わかって」驚いた。

簡単なことを言語で伝えるのに失敗するように、「簡単なことですよ」と図に描いて伝えることも人はしくじる。視覚による伝達もまた言語なのである。

2024年2月6日 本駒込

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【雲の徂徠】

【雲の徂徠】

 

江戸中期の儒学者に荻生徂徠(おぎゅうそらい 1666~1728)という人がいた。降りしきる雪を見ながら窓辺で開いた本に

落ちる一葉に秋を知り、雲の徂徠で天気を予知する。

とあるので辞書を引いたら「徂徠」は行き来することを意味するとあった。

で、荻生徂徠の四文字は総画数が 34 あって、それに数字を振ったものを見たら解剖図のように不気味である。

筆順は漢字を書く日本、中国、台湾それぞれで違いがある。

漢字は「絵」だと思って覚えたので幼い頃は覚えが早いと驚かれ、大人になってからは書き順がでたらめで見ていられないと妻に笑われる。

漢字の書き順は都合で決められたものである。

絵の描き順は自由である。定型の発達をしなかった人が絵を描くとき、まず枝だけになった枯れ木や、空で錯綜する電線や、線路と枕木が組み合わさった鉄路を描き、その隙間を埋めるように背後にあるものを丹念に描き込んでいくのを見ると感動する。面倒だけれど世界はそういうふうにも「ある」。

図と地は着目のしかたで反転する。色(しき)と空(くう)も、生と死も、考えようによって反転する。そういう自在な自由が好きだ。

2024年2月6日 本駒込

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【昨日は休診日】

【昨日は休診日】

午後から雪の予報が出ている月曜日。

朝一番でかかりつけの診療所へ血圧の薬をもらいに行ったら、老先生が電話で馴染みらしい患者と話をしている。

通話中に苦笑いで送話口を押さえながら、女性看護師に
「〇〇さん、鼻血止まったってさ」
と言っている。休診日に鼻血を出したと救急の駆け込みがあったらしい。

「とりあえず鼻血止まったんなら良かったじゃない。診察代?あんたが勝手に鼻血出して、勝手に自分で止まったんだから診察代なんかいらないよ」
と大声で言うので笑った。

老先生に高齢の患者が常連となって成り立っている小さな診療所なので、入院や精密検査を勧めても言うことを聞かない爺さんが多いのだ。会話は漫才になっていることが多い。

2024年2月5日 千石

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【ボタンの意味】

【ボタンの意味】

先日友人夫婦と連れ立って外出し、エレベーターに乗ったら友人の奥さんが、行き先階ボタン下にある「▶|◀」と「◀|▶」ボタンの「閉まる」と「開く」がいつも逆の意味に見えて戸惑うと言う。

自分も常々そう思っていたので「そうそう!」と言って喜んだら、わが妻はちゃんと「閉まる」と「開く」に見えると言う。

ふたつの三角形が組み合わさった形が「開放系の図形」と「閉鎖系の図形」に見える人と、「内向きの矢印」と「外向きの矢印」という指示記号に見える人とに分かれるのだろう。

2024年1月27日 川崎市高津区のグループホーム

しまる」と「ひらく」のように文字で書いてくれた方がわかりやすいと思うのだけれど、「▶|◀」と「◀|▶」が逆の意味に見えてしまう人は、友人の奥さんを仲間に加えても少数派なのかもしれない。

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【ふうむ】

【ふうむ】

家族団欒の夕飯どき、お母さんは昼間訪ねてきた女学校時代の恩師のことを嬉しそうに話す。

「あなた、今日は私の昔の先生でスミスさんという方がお見えになりましたのよ」
 と女学生時代懐(なつ)かしく、いつもよりは若々しい声を出した。尤(もっと)も未(ま)だ必ずしもお婆さんではない。三十八とも言うけれど、兎に角四十未満だから、子供は五人あっても決して年寄(としより)がらない。
「ふうむ、それは宜(よ)かったね」
 とお父さんは箸を取りながら応じた。
「スミスさんてアメリカの方でございますよ。私十何年ぶりかで英語を話しましたの」
 とお母さんはイソイソとしている。
「ふうむ、それは宜かった」
 とお父さんは一日働いて来て腹がへっている。(佐々木邦『親鳥小鳥』)

妻の母校復興資金を募るための訪問と知ってか知らずか、身の入らない空返事をするお父さんの口癖「ふうむ」という言葉はどこから来たのだろう。最近はあまり聞かなくなったが小津映画的に懐かしい表現である。

2024年2月3日 本駒込

漱石を読んでいると「ふむ」という先生の独り言めいて空気の抜けた相槌が出てきたように思う。

英語には「hmm」という文字通りの「ふむ」があり、「ふむ」に「ふむふむ」や「ふうむ」といった活用があるように、「hmm」も「hmmm」や「hmmmmm」などと変化しながら使われている。「ふむ」は「hmm」が直接の語源なのだろか。ふうむ、よくわからん。

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【風の抜ける道】

【風の抜ける道】

図書館からの帰り道、裏通りから表通りへとビル群の隙間を抜けたら、竜巻に巻き込まれたような風圧で背中を押される。遠くの木立を見ると枝はそよともせず静まっているので、ここだけがビル風の通り道になって強風が吹いている。

ビル脇の水面(みなも)を吹き渡る風 本駒込

ビル風の発生源になる場所なので測定の必要があるのか、風向風速計が設置されていて、歩行者が抜けて行くべき方向を律儀に指し示している。

ビル群脇の風向風速計 本駒込

ビル内の書店に注文しておいた文:宋恵媛 ・望月優大/写真:田川基成による『密航のち洗濯』柏書房が届いているとメール連絡があったので受け取ってきた。

歩きながらページを繰ったら、金子みすゞの仕事をしている妻からよく聞かされる山口県長門市仙崎の写真があるので驚いた。あそこもまた海を渡る風の通り道になっていたのだ。

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【木枯とざくろ】

【木枯とざくろ】

近所の小学校の公道に面した校庭隅にざくろの樹が一本植えられている。

図書館帰りに脇を通りかかって見上げたら、木枯(こがらし)に葉を吹き飛ばされた枝に、たわわに実っていた赤い実だけが、萎びて乾燥してぶら下がっていた。黒ずんだ赤が目に痛い。

2024年1月31日 本駒込

写真を撮っていたら若い教師風の男が校内から出てきてチラッとこちらを見る。校内をうかがう怪しい男に見えるのかもしれない。何をしていると聞かれたら、実だけ枝に残して丸裸になったざくろを見るのは初めてなので写真を撮っている、と答えてやろうと思っていたけれど何も言わずに行ってしまった。

石坂洋次郎原作『颱風とざくろ』がテレビドラマ化され、夢中になって観ていたのは中学生の夏だった。一雄役として山で遭難死した緒形拳はほんとうに鬼籍に入ってしまい、一雄に身も心も熱く焦がした英子役の松原智恵子はもう 79 歳になっている。

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20 音オルガニートで

20 音オルガニートで映画『風と共に去りぬ』タラのテーマ Gone with the Wind Tara's Theme
作曲/M.スタイナー

20 音オルガニートで朝日のあたる家 The House of the Rising Sun 
アメリカ民謡

20 音オルガニートでロッホ・ローモンド The Bonnie Banks O' Loch Lomond  
スコットランド民謡

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【いっぴ】

【いっぴ】

古典的名著『意味の意味』が届いたので読んでいたら「一臂の力を藉す」が読めない。

辞書を引いたら「いっぴのちからをかす」で「少しの助力を与える」という意味の慣用句らしい。そうか、臂はひじのことなのだ。それで、片方のひじでいっぴなのであり、貸すのが片ひじだけなので少しの助力になるわけだ。助力の程度を謙遜して一臂の力と言う。

それじゃあ「片ひじ張る」は「いっぴをはる」で少しの突っ張りに過ぎないのかと辞書を引いたら片肘ではなく肩肘だった。バカな辞書引きである。

2024年2月1日8時25分の富士山(六義園正門前)

「いっぴをもって」は「ついたちづけで」であり、こちらは辞書を引かなくてもわかる二月一日の「にがついっぴ」である。

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