電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
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静岡県清水市出身、東京都文京区在住、本の装丁専門のデザイナー石原雅彦による日々の記録。東京教育大学教育学部芸術学科最後の卒業生。
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蜘蛛の糸と刹那
2014年10月1日(水)
蜘蛛の糸と刹那
●
00
毎日の六義園内散歩で蜘蛛の巣を眺めるのが楽しい。ジョロウグモや、それによく似た蜘蛛たちが張った巣にカメラを向けると、大きなメスに寄り添って必ず小さなオスがいる。
01
そういう蜘蛛たちが残した糸に絡まって宙吊りになった枯葉を見つけるとワクワクする。ワクワクすると写真を撮る。写真を眺めながら、ワクワクする理由を考えた。
02
むかしむかしインドで考えた人は、親指と人差し指、二本の指をくっつけて弾く弾指(だんし)、その弾いた一瞬には六十五刹那あると言った。一瞬の六十五分の一が一刹那ということになる。「いま」は常にその一刹那という断面に過ぎなくて、一刹那ごとの消滅の繰り返しを過去現在未来という流れとして感じること、すなわち心相続(しんそうぞく)こそが時間なのだという。
03
時間の流れを止めて見ることはできないけれど、まるで時間が止まって一瞬が凝縮してしまったように見えるのが、蜘蛛の糸による宙づり手品のおもしろさなのだと思う。蜘蛛の糸によって一刹那の見本が展示されている。
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