▼シャイニングキャッスル

新宿駅から代々木方向に『新宿サザンテラス』を歩いていたら
電気仕掛けの金網デスマッチ用ケージみたいな物が設置されていた。
誰もいないところで見ると処刑道具みたいでドキッとする。



「シャイニングキャッスルで天を仰ぎ祈れば、流れ星があなたの願いを女神に届けてくれるでしょう」

ちょっと中を通り過ぎてみようかとも思ったけれど、
雨も降り出して配線が濡れているし、
中年男が一人中に入ってビリビリビリッ!と
痺れて「ぎゃああああ~」などと叫んでいる光景を想像したらおかしいのでやめた。

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▼回転灰皿

『回転禁止の青春さ』という美樹克彦の歌がヒットしたのは
東京オリンピックの翌年だった。
シャツの背中にUターン禁止の標識が印刷されており、
「Uターン禁止」を「回転禁止」と読むことに
小学生ながら違和感を覚えたものだった。

その頃だと思うが金属板の上にタバコの灰を落とし
真ん中のレバーを下に押し下げると
凄い勢いで金属板が回転しながら缶の中に下がり、
タバコの灰が遠心力ではねとばされて掃除され、
金属板が綺麗になるという灰皿がヒットした。



駒込吉祥寺脇に江戸時代からある質屋の
ショーウィンドウにそれがたくさん置かれており、
「回転灰皿」という名前であることを初めて知った。

まだ作られているからこうして新品質流れで
店頭に出てくるのだろうか。

今あらためて眺めるとなかなかのアイデアだと思うが、
考えた人は日本人なのだろうか。

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▼揉み合う理由(わけ)

舗道脇でサンタとトナカイが激しく揉み合っているのを見て
喧嘩でもしているのかとギョッとする。

電気で送られる空気で動くのだけれど
何をしているところか理解するのにちょっと手間取る。
作者が意図した動きに見えないのだ。



まず咄嗟に思ったのはトナカイがサンタをお風呂に入れているところ。
「肩まで浸かって100数えなさい!」
サンタの衣装はドライクリーニングができないので
洋服を着たままお風呂に入れて丸洗いしている。

もうひとつは、プレゼントの配達に疲れたので
トナカイはサンタごと井戸の中に捨てて
知らんぷりしていようとしている。
どこかの国の年賀状配達アルバイトで
毎年良く聞く話だ。

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【清水 luminarie 】

【清水 luminarie 】
 



鶴さんから清水ルミナリエの写真が届いた。

神戸ルミナリエを見た人の感想に
「暗くないだけでありがたい、夜に明かりがあるだけで心の危機から救われる」
という言葉があったが、
ほとんどすべての人が心の危うさを抱えているといわれる現代、
この程度のことで誰かの慰めになるのなら、と思えば
僕はこういうのもいいんじゃないかなぁと思う。
嫌いな人は見ないか、ちょっと我慢してあげればいいわけだから。

心の闇に恐れおののく人の苦しみは想像もつかないほどに深くて、
僕も親たちが年老いたり病気になって
心の闇の中でもがき苦しむようになってやっとわかった。



↑一昨年の冬、母が「見に行っておいで」と言った入江小正門前の家。



↑上の写真から数十メートルのところの家(追分)



↑静岡鉄道入江岡駅脇のルミナリエ。東海道本線車窓から見たら綺麗だろうな。

鶴さん、どうもありがとう。
とても良く撮れてると思うよ。
 
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▼暴走トラック

JR中央線の線路内に入り込んだトラックが
駅員の制止を振り切って
線路上を新宿駅構内まで暴走!……



ネットで知り合った1歳年下の海上保安官は
偶然にも中学高校の1学年後輩で、
後に先祖を遡ったら遠い親戚であることもわかってびっくりした。
彼は海上保安官でありながら森林インストラクターでもあり、
「水陸両用者です」と自己紹介したのだった。

海上保安庁にはそういう“両用者”もいるが
新宿駅でこういう“両用車”というのもあると
初めて知ってびっくりした。

便利そうだが一般発売はないのだろうか。

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▼店頭の養生訓

散歩をしていたら薬局の店頭に
養生訓が書かれていた。

●気力を失えば病に負ける

その通りだと思います。
誰もが忘れてはいけない基本ですね。



●虫さされ かかない いじらない
 薬ひとぬり 治り早し

これもその通りだと思うのですが
掻くと気持ちいいのでついつい掻いちゃうんですよね。

掻かずに薬を塗って効いてくるまで顔をしかめて我慢するのが忍耐派。

すぐぼりぼり掻いて「あああぁぁぁ~っ気持ちいい」と快楽に身をまかせ
あとで血が出てかさぶたになったのを見て
掻かなきゃ良かったと後悔しつつも
またいじってかさぶたはがしちゃったりして
いつまで経っても治らない悦楽派に別れるんですよね。

あ、僕は後者です。

●目薬は つけた後 目がしらをしばらく おさえていて下さい
 キキメ 良くなります

これは小学校の時に習いました。
せっかくの目薬が涙と一緒に流れ出て、
口に入っちゃったりしますし
ビールと混じって酔っぱらっちゃったりしたら大変ですものね。

●良い意味で 勝気 楽天家 長生と聞いております

悪い意味で勝気・楽天家は短命なのでしょうかね。
そういう人ほどよく眠るとは聞いております。

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▼急ぎ足

寺田寅彦が「ほとんど突然にあたかも一度に切って散らしたようにたくさんの葉が落ち始めた。驚いて見ていると、それから十余間を隔てた小さな銀杏も同様に落葉を始めた、まるで申し合わせたように濃密な黄金色の雪を降らせるのであった」と銀杏の落葉について書いていた。

昨日、本郷通りから東大校内まで、銀杏という銀杏が
申し合わせたように落ち葉をどさどさと落とし続けていてびっくりした。
寺田寅彦が何十年も前に偶然見た銀杏落葉の日もこんな日だったかもしれない。

血圧が220もあってびっくりして医者に行き血液検査をして貰ったが
コレステロール値は許容範囲に近いし、
尿酸値も低いし、肝臓に関する数値も悪くはないけれど
γ-GTPの値が高いので飲酒量を減らして
半分くらいまで下げようという話しになった。


     【写真】上野公園の桜並木。今年の紅葉はみんな妙に息が合って急ぎ足な気がする。
     撮影日: 06.12.4 2:56:51 PM
     Canon
     Canon PowerShot G7
     露出時間:1/160
     F値: 4.0

最も副作用の少ない一般的で弱めの血圧降下剤、
小さな一粒の錠剤を毎朝飲み始めた。
医師の説明を聞きながら血圧を測ったら160まで下がっていたが、
友人は短期間に急激に下がりすぎているような気がするから
こういうときこそ注意しなくてはいけないという。

ということで今週も清水片付け帰省を休んで在京だが、
外は冷たい雨が降り始めた。

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▼穴をめぐる攻防

穴があったら入れてみたいという押さえがたい願望が人にはある……と思う。

昔バイト先のトイレ個室内の壁に小さな穴があり、
噛み終えたガムとか丸めたメモとかのゴミを
誰ともなく突っ込んでおり、押すとどんどん入るのが面白くて、
ついついポケットのゴミを突っ込みたくなるのかもしれないと思っていた。

そのうちバカなやつが用を足しながらタバコを吸い、
火のついたタバコをその穴に捨てたらしく、
煙が出て消防車が来て大騒ぎになった。

そうなってようやく壁の穴は塞がれたのだった。



散歩の途中で見つけた穴をめぐる攻防戦。

もともとは郵便物や新聞を入れてもらうための穴だったのが、
家人の都合で入れて欲しくなくなったのに、
入れるなと書いても入れるので相当に怒っているらしい。

「×」や「入れるな(一部入るな)」と書いても無駄で
塞ぐしかないような気もする。

穴があったら入れてみたいという押さえがたい願望が人にはあるのだから。

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▼サバイバルな人?になろう!

散歩の途中で見掛けたよその自治会の名企画。

なんと空き缶でご飯を炊いて食べてみようというのだ。
これはいいと思う。
なぜなら子ども時代の僕も
屋外で飯ごうを使って炊いたご飯のおいしさに
感動したことがあるからだ。



各自治会に申し込めとのことで
もっと近くの隣町なら
無理矢理頼み込んで義父の車椅子でも押して
飛び入り参加させてもらいたいところなのだけど。

火を使うことと食べることを組み合わせると
こういうイベントは大人でも夢中になる。

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▼様々なサンタ【電気工事】

郷里清水に帰って電柱を見上げて
なんて電線の錯綜した町なんだろうと呆れるのは
清水に帰るとのんびり空を見上げる余裕があるので、
そういうことが気になるに過ぎないのだった。



健康のために昼時の散歩を励行し始めたら、
見飽きた東京の空にもまた電線が錯綜している。

関電工のおじさんが電気工事をしているような
サンタクロースが頭上にいて
「寒いところご苦労様、今日もどうか無事故で」
と声をかけたくなる師走の空。

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▼様々なサンタ【進入経路】

煙突がないのでサンタも大変で
プレゼントを届けるための進入経路は
こういう事になるのかもしれない。



見方によっては下着泥棒にも見えるし
そもそも3人もいるところがおかしいので
サンタを装った怪しい窃盗団かもしれない。

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【スノーマンの足音】

【スノーマンの足音】
 



友人の栗きんとんさんから届いたメールに添えられていた
小さなスノーマンたち。
どうもありがとうございます。





どんどん高まるクリスマスムード……と書いてみておかしいのは
僕にとってクリスマスというのは「ムード」そのものなので
同義反復みたいだからだ。

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▼蔦のからまる…(2)

学生時代、友人と喫茶店に入って話しをしたら
あちこちのボックス席で目を閉じて居眠りしていると思った客たちに
キッ!と睨まれて、初めて『名曲喫茶』などという不思議な物を知った。
郷里清水にいた頃はそんな物を知らなかった。



喫茶店の立派な音響装置で
珈琲を飲みながらクラシック音楽を聴きたい気持ちはわからなくもないのだけれど、
どうして『名曲喫茶』がインチキ古城のような建物で
カビくさい暗い店内でなくてはいけないのかが不思議だった。
映画館と同じ発想だったのかな。

台東区上野の路地突き当たりも名曲喫茶だったような気がし、
だとしたら貴重な時代の証人なのだけれど
インチキ古城は沖縄料理店となってさらに意味不明になっている。

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▼蔦のからまる…

高校を卒業して東京へ出るまで
「♪ツタノーカラーマールチャペールデ」
という『学生時代』の歌詞の一節はロシア語かな…と何となく思っていた。
「♪クイカイマニマニマニマニダスキー」とか
「♪サーラスポンダサーラスポンダサーラスポンダレッセッセ」
などと同じような外国語物だと思っていた。

大学生になって「ああ、蔦の絡まるチャペルだったのか」とようやくわかったが
蔦の絡まるチャペルを見たことはないので、
おそらく当時東京に沢山あった蔦の絡まる名曲喫茶でも見て
はたと謎が解けたのだろう。



それ以来ずいぶん蔦の絡まる物を見て
それは名曲喫茶だったり木造日本家屋だったりしたが、
蔦の絡まる柳というのは妙に合わない気がして
写真を撮りながら違和感を感じてしまう。

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▼空を見る人

小学生の通学路でキョロキョロしている怪しい二人組。

マンションの上層階などを望遠鏡で見ているので
ノゾキかな、とも思ったが
腕の腕章に「カラス調査」と書かれていた。



カラスが他の鳥の巣を襲って卵を食べているのを何度か見た。
ゴミを散らかして人に迷惑をかけるのは人の自業自得のような気もするが、
鳥の生態系破壊の方はちょっと気の毒で気になる。

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