電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
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【ツバメの選択】
【ツバメの選択】
静岡県清水草ヶ谷。
建物の正面玄関を見上げたら子育てのためにツバメがつくった巣があった。
よく見ると「なるほどなぁ」と思える場所につくられている。
【撮影日: 07.1.20 1:40:11 PM】
「テ」や「ー」の横棒の上ではなく「シ」の入り点の上が
ツバメにとっては最も営巣に適した場所と思えたのだろう。
ツバメはおそらく文字が読めない……ので
別の意味で「シ」が好きだったとも言える。
「言語表現によって表される内容」としての意味、
それとは別の観点から文字の好悪を決定するということは
人間にもままあることであり
最近は意味的に考えれば「えっ」と驚くような命名も多い。
◉
コメント ( 9 ) | Trackback ( )
« ▼029……たち飲... | 【路上の笑い】 » |
浜田町のラーメン店主の方から六さんの伝言受け取りました。散歩道の1つに入れていただけたら嬉しいです。でもネタ切れになって止まってしまったらごめんなさい。
某ラーメン店主は人のいうことを聞いてないようで聞いてるだよなぁ……
一部の友人たちには「面白いから読むべし」と紹介済みですが
散歩道にリンクさせて貰いました。
友人は考えたことを即座に文字として表現できる
思考から排出までのスピードがすごいと感心してました。
腔腸動物みたいだ(笑)
ネタ切れになって止まらないこつは……
(いっぺんに出さないで小出しにすること)←小声(笑)
『わたしのにっき――脳内パズル』
http://mutipuri.seesaa.net/
きっともう書くことないって毎日思って、でもなにか書いてるんですけどね、今のところは。
干からびたら水かけてくれれば多分戻ると思います。
あるいは親ツバメの気まぐれな好みかもしれませんが…。
でも,あぁ,こんな庇がほしいなぁ…(苦笑)
僕の持っている厚手の国語辞典では
広辞苑だけが「庇」ではなく「廂」の字をあてています。
広辞苑が正しいとすると「ひさし」というのは
こういうひさしではないことになりそうです。
母屋の両がわのわき屋(東西)が「廂」なので、
取られる母屋のある家は豪邸のようです(笑)
僕は港区で野良猫のねぐらを奪おうとした住民に別の住民が
「貧乏人のくせに母屋を取ろうとも思わない弱い生き物に庇を貸してやることもできんのか」
と書いた抗議の張り紙を読んでから、こういう景色を見るとほのぼのとします。
小生が持っている広辞苑(第2版)では「廂・庇」と両記されています。
ちなみに広辞苑は,長年月に耐えた名著(第1版)の改訂要望に応えて,満を持して発行された第2版が最も完成度が高いのではないか,というのが極私的な評価です。第3版以降は言語的検証の必然というより,時流に迎合し便乗した販売促進のための改訂という感が否めない。
野良猫のねぐらを守ろうとした団地の一住民の貼紙の件,以前の「電六」で紹介されていたのを印象深く覚えています。凛としたいい文章でしたね。このサイトのまだ載っているのかな?
電子の方の第五版では「廂」の方の解説が少し違っています。
寝殿造で、母屋(もや)の四周にめぐらした下屋(げや)の部分。そこにある室を廂の間(ま)とも呼ぶ。その外に簀子(すのこ)縁がある。(広辞苑第五版の「廂」の解説)
僕は「ひさしをかしておもやをとられる」で引いてみたのですが
広辞苑では「庇」ではなく「廂」をあてているのです。
「庇=本屋から外側に差し出した片流れの小屋根」を貸すと言ったらせいぜい一時雨風をしのがせる程度の小さな親切なのにどうして母屋を取られるなどと大げさに言うのかと不思議だったのです。
庇の下も所有物といえば所有物ですが、庇の下が外部であるのに対して廂は敷地建物の内部(一部)であって、内部に請じ入れる(貸す)ことによって母屋を取られるのであり、トロイの木馬を思い出しました。
小さな親切などすると大変な目に遭うぞ、という戒めではなく、迂闊に内部にまで請じ入れると大変な目に遭うこともあると肝に銘じよ、という意味だったんだ、さすが広辞苑!と感心したのです(笑)
「情けは人の為ならず」を情けをかけたりするとかえって相手のためにならない、などと誤解釈するのと同じ思いこみだったのかもしれないなと。
日記に書いたつもりの張り紙の名文、僕も検索してみましたが見つかりませんでした。
http://www.den6.net/back_number/0001.html
「張り紙」「貼紙」「捨て猫」などで検索すると,たくさんヒットするけど,なかなか見つからなかったのですが,「貼り紙 捨て猫」で直に一発ヒットしました。サイト内には「貼り紙」ではなく「張り紙」という表記の方が多いのですね。google検索は表記に厳密ですな(笑)
懐かしさに涙腺が弛む年頃になりました。
猫親子が雨露をしのいでいた場所はかつて赤坂新町五丁目と呼ばれ、
さらに江戸時代に遡ると松平安芸守の屋敷だったと古地図にあります。