◉飛鳥山まで

2018年3月17日
僕の寄り道――◉飛鳥山まで

午前中の仕事が思ったよりはかどったので、午後から暖かな陽気に誘われて飛鳥山まで散歩してきた。

北区飛鳥山博物館では春期企画展「徳川家光と若一王子縁起絵巻」が今日から始まっていた。

3階飛鳥山アートギャラリーでは北区コレクション「大野五郎作品展 第3期」の展示があって、そちらを楽しみに出かけた。 実は大野五郎という画家をよく知らない。東京府北豊島郡岩淵町(現在の北区岩淵町)生まれの洋画家で、晩年は八王子にアトリエを移したこと、松本俊介と画会をつくっていたこと、大川美術館に作品が収蔵されていることくらいしか知らない。

いちばん大きいの(F100)が「真夏の築港」

前回の展示で偶然見たのだけれどこの人の海辺を描いた油絵が好きだ。今回は「真夏の築港」と題されたのともう一枚飾られていた。どちらもテトラポッドが無造作に置かれた生活くさい工事現場のある海辺で、相変わらず明るい色づかいと、ぞんざいとも言えそうな、ムーヴマンを感じる筆づかいが元気でいい。6月17日までの展示らしいのでもう一度見に行くかもしれない。

紙の博物館脇でミツマタが咲いている

帰りは本郷通りを歩き、古河庭園近くの和菓子屋「青柳」で道明寺と焼いた桜餅をお土産に買った。古い店の写真が飾られているので、この店はいつ頃からあるのかと聞いたら関東大震災直前あたりなのでそろそろ創業100年になるという。

飛鳥山の桜

古河庭園前から折れて坂を下る本郷通りと別れて、そのまま聖学院前を通って田端高台通りへ抜けて行く道は、いまの四車線になる前は狭い道で、歩道の端に店頭が接していた頃の店の写真だという。写真を撮らせてもらえば良かった。(2018/03/17)


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