【年歯】

2020年3月24日

【年歯】

「年端もいかない」というときの「としは」は年歯とも書く。漱石も年歯と書いている。そもそも歯には年齢の意味があり、幼い牛馬では一年で一歯が生えることから歯数で年齢を数えると言われ、それが年歯だ。

それでは年端と書く方の端は何かというと陰暦の正月を年端月というので一年区切れの端っこだろう。年齢である「としは」は生えた歯で数えるか、迎えた正月の数で数えるかで、年歯だったり年端だったりする。

正月を迎えた回数で年齢を数える年端は、「生まれたその瞬間を『1歳』ではなく『0歳』とする数え年である」といえる。

早朝の町に目を凝らすと朝日の中で若葉がぐんぐん萌え出している。

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