電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
▼海ぶどうと新聞紙
仕事で銀座の出版社に出掛けたら、打ち合わせを終え帰る頃になって雨が激しくなった。
小さな折りたたみ傘をさして歩き、雨宿りを兼ねて銀座一丁目の「わしたショップ」に入ったら海ぶどうが山積みになって売られていた。海ぶどうを初めて知ったのは池袋にある沖縄料理店「おもろ」で食べたときで、緑のキャビアの名に恥じない味に驚いた。それが沖縄県物産公社「わしたショップ」で買えるようになってからは、思い出すと時々買って帰る。
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わしたショップで買った海ぶどう。
店員はやはり沖縄出身者が多いのか、沖縄言葉で話しかけられると地域の香りがして嬉しい。
「海ぶどうは冷蔵庫に入れると萎びますから入れないでくださいね~」
と言われ、知らなかったので驚いたけれど
「あ、すぐに食べます」
と答えたら笑っていた。
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新聞紙で丁寧にくるまれた海ぶどう。
新聞紙で包装してくれるので、沖縄タイムスか琉球新報で包んでくれたのかと楽しみで、帰ってひろげてみたら朝日新聞だったのでがっかりした。遠く離れた土地で暮らす友だちから荷物が届くとき、包装用や緩衝材がわりに入れられた新聞が地方紙だととても嬉しいからだ。海ぶどうのパッケージに、ごくまれに小エビが入っていることがあると注意書きがあるので楽しみにしていたが見つからなかった。
お国訛りも、地方新聞も、まれにあるという小エビの混入も、地域の香りが想像できるから楽しい。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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近所に売っているのかな?
探してみます。
▼わした静岡店
http://www.washita.co.jp/info/shop/shizuoka/index.html
食べていたら
ギバサを食べたくなりました。
これこそ売っていません。
次郎長通りの魚屋がハンバ(幅海苔)を届けてくれたので味噌汁にしたら、なにも食べられなかった母が大喜びしました。
そうか、そんなに海藻が好きだったのかと驚きテレビを見ていたら東北のギバサが紹介され、美味しそうだったのでメモしたのでした。
母は他界してしまい、僕もギバサを食べられないままでした。
それが昨年原宿に行ったら新潟の物産ショップに佐渡のアカモクが売られており、買ってきて食べたら美味しいので調べたらギバサと同じもののようでした。おいしいですね。