【空の青】

2019年12月17日
【空の青】

 

「晴れた空が身に沁み込むように感ぜられる好い日和であった。」(漱石『こころ』)

冬空の鉛色に無聊をかこっていると青空が恋しくなる。師走の青空より、年が明けた三が日の晴れた空のほうが身に沁みこむように感じられるのは不思議だ。少しだけれど日が伸びて春が萌(きざ)していることもあるし、暮れのあたふたで心がささくれるせいかもしれない。

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