井戸掘り

|2013年1月19日|

 風邪もすっかりよくなったので埼玉の特養ホームまで面会に出掛けた。
 義母が暮らす特養ホームへ行くバスは西から東へ走りながら何度も何度も緩やかな起伏を登ったり降りたりし、高い場所は関東ローム層の積もった畑作に適した土地、低い場所は水はけの悪い水田に適した土地になっている。そういう高低が東西に連続して現れるということは、川は北から南に向かって流れているわけだ。

 特養近くに櫓(やぐら)が建てられ、井戸を掘っていますと書かれた看板があった。御蔵という地名が残っていることでわかるように高台で安定していそうな土地と、海老沼という名前でわかるちょっと掘ればすぐに水が湧いて出そうな場所の境のあたりで、小学校や団地や住宅地に隣接しているので、消火活動などに使う簡便な井戸でも掘るのだろうと思っていた。


 なんだか本腰を入れて掘っているようなので近くに行ってみたら、さいたま市水道局が東部配水場の第二取水井戸を掘っているのだという。かつては地番沈下の原因となるという理由で制限されてきたが、地下水の水道利用が見直されつつあるということなのだろうか。
 あと三ヶ月ほどかけて掘削作業をするらしく、水道局から業者が請け負った際の金額が記載されており、64,945,650円だという。井戸掘りもなかなかお金がかかる。

 

 

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