電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【概日時計】
【概日時計】
フランス初のトーキー映画『巴里の屋根の下』(1930 監督:ルネ・クレール)から古い順に視聴希望リストをつくって区立図書館所蔵の DVD を借り出している。「今夜は何を見せてくれるの?」と妻が聞くようになった。
ようや1938年に到達し、『クリスマス・キャロル』(1938 監督:エドウィン・L・マリン)、『オズの魔法使(1939 監督:ビクター・フレミング)をネット予約した。
室内の植物に目を近づけて見ると、どの鉢植えにも春らしい芽吹きが始まっている。六義園内から飛んできて発芽したイロハモミジも、冬に入ってひょろ長い棒と化したところで短く剪定してしまったが、ベランダで越冬してしっかり芽が膨らんでいる。
生物の活動は自然界の周期によって枠づけされているが,人工照明の実験室内で自由に進むリズムを調べると,多くの生物には自然の日周期と別に,単細胞の藻の発光から人間の生理活動や尿の排出イオンまで,二四時間前後の体内周期が各所にある.二四時間より一,二時間ずれていることも多いので,これを概日(サーカディアン)リズムという.そのほか,四季ごとの植物の開花・落葉や鳥の渡りなどの年周期,女性の月単位の生理周期など,各種の生物周期を決める体内機構を生物時計または体内時計,これで決まるリズムを生物リズム(バイオリズム)という.(電子ブック版『知恵蔵』より)
生物は見事に設計された時計を生まれながらに持っている。スターターのようなものが作動し、その時計を使って自発的に変化を繰り返すようになることで物質は生き物になる。生き物が時間を測って自発的に変化していく仕組みは不思議だ。そういう意味で人間も宇宙という生き物の中で生きている。
自分がつくったリストに従って、自宅と図書館を粛々と自発的に往復しながらそう思う。
2024年3月13日 文京区本駒込 本郷通り脇のアジサイ
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20 音オルガニートで
20 音オルガニートでカリンカ Kalinka_Калинка
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20 音オルガニートでカチューシャ Katyusha_Катюша
作曲/ブランテル
20 音オルガニートでコサックの子もりうた Cossack Lullaby
Казачья колыбельная песня
ロシア民謡を元にした歌曲
を公開。
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