▼父と子のヘリコプター

昼食のパンを買いに出たら空を次々にヘリコプターが飛んでいく。
帰宅して義父母の住まいから通りを見たら
サイレンを鳴らした消防車が次々に走っていき
ヘリコプターが飛んでいく方角と同じなので
大きな火事があったらしい。



清水の友だちのブログ『私のなべ四器(規矩準縄)』を見たら
静岡科学館「るくる」で行われた親子工作教室に息子と一緒に参加し
レオナルド・ダ・ビンチのヘリコプターを作ってきたという。
とはいえダ・ビンチの絵の通りの物を作っても実は飛ばないので
雑誌『大人の科学』付録についていた改良型を作ったという。

表紙デザインを担当している雑誌『RikaTan』の編集会議で
編集長の左巻健男さんと話していたら
日本では学校で流体力学を教えないので
飛行機がなぜ飛ぶかすら説明できない人が増えているという。

レオナルド・ダ・ビンチのヘリコプターは
彼が描いたスケッチ通りに作ってもなぜ飛ばないか、などと聞くと
流体力学の基礎も知らないからそんな質問をするのだと
博学な大人から笑われるかもしれない。



六義園上空を火災現場に向かって飛んでいくヘリコプターを
デジカメで撮影すると羽は静止して見える。
こんな写真を子どもに見せて
「どうしてこのヘリコプターは落ちてこないの?」
と聞かれたとして、それに真剣に答えることはとても有意義で
「どうしてダ・ビンチの木ねじは空に向かってねじ込めないの?」
という疑問を子どもと一緒に真剣に考えるのと同様、
軽々しく笑えない大切なことなのだと思う。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
« ▼成人の日の朝 ▼駒込駅上空 »
 
コメント
 
 
 
Unknown (Koh)
2009-01-13 23:39:01
わあ、これ、すっごい写真ですねえ。
 
 
 
ジャイロとデジカメ ()
2009-01-14 09:21:08
温故知新で古いデジカメを持ち歩いてますが、ヘリコプターを見つけてスイッチを入れ、レンズの鏡筒がグリグリとのび、フォーカスが「ジッ!」と合い、シャッターを押してタイムラグを置いて撮影されるまでに、ヘリコプターが写っていたのはこの一枚だけでした。
古い物がいつもダメというわけではないけれど、ダメなケースもあるという典型ですね。
写ってて良かった。
 
 
 
デジカメ (なべ)
2009-01-14 10:39:50
ダ・ビンチのヘロプターは、飛びませんでした。羽根が回転しても、下向きに気流が出来ませんでした。
あれをああして、これをこうしてと、大人工作が始まります。(笑)

新しいデジカメが欲しくなり(新年会にN準教授がP社の大人カメラ持ってきた)検索していますが、思うカメラに出会えません。模索の日々が続きます。

 
 
 
他山の石 ()
2009-01-14 11:32:07
>新しいデジカメが欲しくなり

お手々を何本持ってるの?(人のことは言えないけど)
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。