電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【伸び感】
2020年11月12日
【伸び感】
イヌやネコはよく伸びをしている。イヌは「さて遊んでもらおうかな」、ネコは「さて遊んでやるかな」と言いたげな顔で、ヒトを横目で見ながらう〜〜んと伸びている。
伸びをしていないヒトと伸びをしているヒトの目が合うと、伸びをしている方のヒトは笑顔で「あ〜〜伸びた伸びた」とか「あ〜〜気持ちいい」とか言う。伸びることは確かに気持ちがいいのだ。
伸びをしていないヒトと、伸びをしているイヌやネコの目が合うと、ヒトは「あ〜〜気持ちいい気持ちいい」などと声かけをしてしまう。他人が伸びている姿を見ると見ている方も気持ちいいのだ。
伸びをすることの気持ちよさに何か名前がついているのかなと検索したら「伸び感」という言葉を見つけた。よい言葉だ。「達成感」とか「充実感」とか「幸福感」といった心理主義的な臭みがなく、こころとからだが一体になった、ちいさなよろこびが素直に言い表されている。「伸び感」を大切にしたい。
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