電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【三木成夫と西成甫で「アッと驚く為五郎」】
2020年5月2日
【三木成夫と西成甫で「アッと驚く為五郎」】
郷里清水の友人にすすめられた三木成夫(みきしげお)『胎児の世界 ─人類の生命記憶』(中公新書)を読んでいたらこんなことが書かれていた。
何年かたって、このことを西成甫教授にお話しした。ニーチェを愛するこの老碩学は、とたんに相好を崩される。
西成甫ってどう読むのだろうと調べたら「にし せいほ」で、1885 年に生まれ 1978 年に亡くなられたこの解剖学者は、エスペラント運動家だったとある。しかもニーチェを愛する老碩学である。「アッと驚く為五郎」ととんでもなく古いギャグが口から出そうなくらいに驚いた。このブログで何度も染井霊園の白松(はくしょう)について書き、「白松とツァラトゥストラはかく語りき」では医家西家の墓のために植えられたものではないかと書いた。
墓石にはエスペラント語でニーチェのツァラトゥストラの一節「一切は行き、一切は帰る。存在の車輪は永遠に回る。」のエスペラント訳が刻まれていたが、その謎が解けた。
ああびっくりした!
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