【うきくさ】

【うきくさ】

草かんむりの下にただようの漂を置いた「薸」という字に「うきぐさ」とルビがふってあった。漢音読みで「へい」、訓読みが「うきくさ」だと辞書にある。

同じ意味と読みをもつ文字に「萍」があり、この文字をふくむ成語に「萍水相逢」があって「へいすいあいあう」と読む。文字どおり漢字四文字の水面上でうきくさが出あっている。偶然出あって知り合う人と人はみな水上を旅するうきくさのようなものだ。

2009/09/06
DATA : NIKON COOLPIX P80

田んぼのあぜ道にしゃがんで水面に浮かぶうきくさを眺めているのが好きだった。うきくさたちはかすかな水や風の流れによってスーーッと思いがけない動きをして出あっていた。

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