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いただきます! (oldboy浮雲)
2014-03-24 17:27:11
野菜や魚や動物など、また、それらを育んでくれた自然界(この場合神といってもよい)、そして作ってくれた人、すべてに対して感謝の意を込めて「いただきます!」。動物や自然は言葉で返してくれないから、料理を作ってくれた人(もろもろの代理人役でもある)がずべてを代表して、「はい、どうぞ、召し上がれ」。
「ごちそうさまでした」は、身内内では、今度は作ってくれた人も、ただ一緒に「ごちそうさまでした」。「お粗末さまでした」は他人がいたときは作ってくれた人が家族を代表して言っていたかもしれない。もっともこの時は、自然界を代表していたようではなかった。「私の作った物や集めたものががお粗末で・・・」(長野県人)
 
 
 
おそまつさまでした ()
2014-03-25 10:03:46
家族五人揃ってした最期の旅は富山への墓参り帰省で、その帰り長野県にある某出版社の保養施設に泊めていただきました。大変安くとめていただき、質素だけれどやさしげな朝食をいただいたあと「ごちそうさまでした」とみなで声を揃えて言ったら、家族の中に「おそまつさまでした」と大きな声で答える者がいて、厨房に丸聞こえなので大変申し訳ない思いをしたのを思い出します。
 
 
 
つづき ()
2014-03-25 10:04:33
上記の日記に、次のように付け加えて原稿にしました。

 義母が暮らす老人ホームのユニットに、最近ちょっとケアワーカーに人気のかわいいおばあちゃんがいる。Sさんに声かけするといつも意表を突いた答えが返ってきて、意表を突いてはいるものの会話が作る入射角と反射角が一定の角度で狂っていて、そこが絶妙におかしいので、ケアワーカーたちも楽しみながらお世話をしている。
 食事介助に通っている妻が、その日のお年寄りたちの様子を報告してくれるのが楽しみなのだけれど、今日は配膳されたSさんが「おいしかった」と食後のような礼を言うので「Sさん、これから食べるんだよ」とみんなで笑ったという。その話を聞いて先日のこんな会話を思い出した。

相談員「Sさんきれいにたべたね」
Sさん「きれいにたべた」
相談員「ごはんがちょっとのこってるけどどうする?」
Sさん「のこしとく」
自分の昼食をお盆にのせて戻ってきた相談員が、
相談員「Sさんのとなりでたべてもいいかな」
Sさん「たべてもいい」
相談員「Sさんいっしょにたべようか」
Sさん「おいしい」

このあとSさんはまた箸を持って残っていたご飯をすべて食べてしまった。相談員に一緒に食べようと言われたとき、Sさんが言った「おいしい」は「うれしい」だったのだと思う。介助をしてもらうたびにかわいい一言があるSさんは、昼食を配膳してくれたケアワーカーに「おいしかった」と言って「ありがとう」の気持ちを表現していたのかもしれなくて、「おいしい」と「ありがとう」はとても近しいものなのだと思う。
 
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