中に入って拝観料金を払おうと思ったが、お寺の人は出てこない。右の方をふと見ると拝観の方は、銅鑼をならしてしばらくお待ちくださいと書いた木の札が置いてあり側に銅鑼が置いてあった。銅鑼を鳴らしてみると、奥からおばちゃんが出てきた。拝観料金をおばちゃんに払うと、おばちゃんは「助かりますわ。ゆっくりしていってください。」と笑顔。なんだか、癒されるお寺だなあと思いながら中に入る。
中では年配の夫婦がお茶を飲みながら庭を見ているのみで、観光客は全然いなかった。しばらく、静かでいいところだなあと思いながら庭を見ていると、おばちゃんが抹茶と和菓子(拝観料にお茶と和菓子の料金が含まれている)を持ってきてくれた。「ゆっくりしていって下さい。扇風機つけましょ。」といいながら、扇風機のスイッチをオンにして去っていった。
お茶を頂きながら思った。そんなに派手さはないお寺だが、なんだか、田舎の親戚のおばちゃんの家に遊びに来たような気分になれるいいお寺だと。
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