嵐の過去アルバムのレヴューをアップしてから、一気に腑抜けに(苦笑)
暫く更新が滞ってしまいました。
11月になって初めてなんだな・・・・・ちょっと気合い入れなおさないと
というコトで、実に柔らかい雰囲気を纏った1枚。
ハセガワ ミヤコ
『愛をひとつ』
2010/10/6リリース
レーベル:バグケット
ディストリビューター:バウンディ
DDCZ-1706
彼女の歌と初めて出会ったのは、2002年にリリースされたシングル「はなうた」だっただろうか。
デヴュー2年目に出されたこのシングルを、深夜のPV紹介番組で見て、そのヴォーカルとソングライティングに魅せられた。
2005年のアルバム『歌種』は、その年のアルバムBEST10に選んだくらい好きな作品で。
そんな彼女が、また実に素晴らしいアルバムを送り出してきました。
彼女のソングライティングの特徴である、ヴォーカルを120%生かすフックが堪能できる。
柔らかく情感豊かなヴォーカルがあって、その声質を味わうに相応しいメロディラインがあって、しかも歌詞の端々が印象的に心に滑り込む。
たとえば、「扉」というオトナの恋を描いた曲。
“最後の恋にしたい 隣で笑っていたい ただそれだけの事”というサビのフレーズが、いくつかの恋愛を通り過ぎてきた年齢の人には実に染みるのだ。
グルーヴチューン好きの私ですが、やはりこういう作品でヘニャ~ってしたい時もあるんです(爆)
個人的に好きな曲は、鍵盤とリズム隊をバックに弾むポップネスを感じられる「darling!」
“毎日綺麗でいるわ 10年後も恋人でいたい”なんてフレーズ、言われてみたいじゃないですか(笑)
旦那様がプロデュースやアレンジをされているので、全体のトーンも統一感と安定感が素晴らしいです。
シンプルで美しいけど、地に足がついた力強い曲が揃っています。
ヴォーカルは、柔らかくて優しいけど微妙なアクがあって、耳に残ります。
10曲で44分弱というヴォリュームが実に潔く、逆に充実感に繋がります。
女性ヴォーカルがお好きな方は、是非聴いてみてほしいと思います