先週の土曜日、１０月３１日のハロウィン。
私と子供たちは、半年振りに渋谷にいた。
世界一愛するバンドと断言できる“モダーン今夜”のワンマンライヴに、またも家族で訪れていたのだ。これで、このハコでのワンマンは皆勤賞(笑)
開場からライヴのスタートまで１時間半あるのだけど、今回はやるコトがいっぱいあって、アッという間に時間は過ぎた。
とりあえず、新しいＴシャツを３人分買って、会場だけで販売するＣＤ『MODERN TIMES』をゲット。それから、ハロウィン限定メニューのカボチャカレーや前回食べ損ねたモダーン焼きなど堪能しつつ、“ひつじ食堂”のベーグルも買う（どんだけ食ってんだとww）
あ、フードメニューは全部美味でした。子供たちなんか、ブレーキが壊れた車の様に突っ走ってた(爆)
あ、ライヴの話
今回のライヴ、ザックリ言うと『楽しい！！』の一言。
前回も、前々回も素晴らしいライヴだったんだけど、今回はいつもにも増してメンバーもオーディエンスも「音楽を楽しんでたなぁ」ってのが印象に残ってる。
小６の息子がいなければ、１階のフロア最前列に陣取るところですが、今回は２階席で。でも、結構良く見える
さて、今回も記憶を辿ってのセットリストです(笑)
１st Set
１．レジーナ
２．熱帯雨林コーク
３．星屑サンバ
４．青空とマント
５．海の底
６．ちょっと酔ってただけなのさ
～ハロウィンメドレー（スリラー、ゴーストバスターズ、妖怪人間ベム、ゲゲゲの鬼太郎、アダムスファミリーなど）
７．かもめ島
８．おやつの時間
２nd Set
１．真夜中の鼓笛隊
２．サンポポ
３．レッド
４．いつもの朝（新曲）
５．愛しいリズム
６．うたかた花電車
７．名犬ジョディ
EN
１．ひまわりのこ
２．もぐら
各アルバムからの曲数配分は、今回もほぼ同じ。
しかし、このハコでのワンマン３回で、既リリースの曲は殆ど聴けたコトになる。
演奏してないのは『愛しいリズム』収録の「風の道しるべ」と「君なんか」、『天気の存在する理由』収録の「オトナ」くらい。
毎回、来る度に新しい発見や驚きがあったりする。
同じ曲でも、アレンジや歌の表現がブラッシュアップされていて、その都度楽しめる。
この辺りは、タムさんのアレンジやホーン隊の功績大！というトコロでしょうか。
さて、前回同様にグルーヴィに弾ける「レジーナ」で幕を開けたライヴですが、今回はベースのタナケこと田中啓介氏が新メンバーとなるコトが発表されました。
今までの助っ人の立場ではなく、正式メンバーとしてのプレイというコトで注目していたのですが、今回は気持ちの乗り具合が半端無く、今までで最高のグルーヴとアタックを生み出していた様に思います。
ギターのイシイタカユキ氏とのコンビネーションも素晴らしく、この弦コンビがあってホーンの華やかさやマキちゃんの歌が生き生きと跳ね回れるんだなぁ・・・なんて感じた次第。
あ、そうそう。
今回も息子は「海の底」で沈没しました(爆)
あの曲、絶対にα波出てるよね
しかし、ハロウィンメドレーは楽しかったなぁ～
私の世代にはドンピシャだった気がする。メンバー的には、もしかしたら知らない世代かも？なんて思ったり(笑)
さて、今回のライヴ。
個人的に最もグッときたのは、新曲の「いつもの朝」から「愛しいリズム」「うたかた花電車」への流れなのだ。
何より「いつもの朝」はヤバすぎる。
号泣するかと思ったが、なんとか堪えた。でも、鳥肌立ちまくってたし、ゾクゾクする逸品であることに疑いの余地は無い。
歌詞の世界観とマキちゃんのヴォーカルのオーラが見事に交じり合い、メロディに乗っかった時の圧倒的な空気が半端無いです。
普通なら泣くな、アレ。
しかも、次の曲が４年前のレコ発ライヴで号泣しちゃった「愛しいリズム」で更にヤバかったし(笑)
本編ラス前で、４年ぶりに「うたかた花電車」が聴けたコトは、今回最大の喜びだった様に思います。
何よりも、娘に生で聴かせたかった曲だったし、娘も切望していた（アンケートの度にリクエストしてた）念願の１曲。
私は、テンションが上がり過ぎて、高血圧が悪化しはしないか心配になったくらいアゲアゲで身体を揺すっていた。
ラストの名曲「名犬ジョディ」では、お約束の腕振りと合唱。会場とのコール＆レスポンスが心地良い空気を作り出していましたね。
ホントに楽しいライヴだったって感じられる時間だった。
アンコールで歌われた「ひまわりのこ」は、前々回のココでのライヴで披露された曲。
あゆみちゃんの鍵盤ハーモニカと、イシイ氏のギターだけをバックに歌うマキちゃんの姿にジーンとする。
何か、この曲聴いてると自分が子供の頃の、古き良き昭和を思い出す。
（全写真撮影：弐宮 憲吾）
今回のライヴで感じたコトは、やっぱモダーン今夜ってバンドは最高だってコトです。
当たり前の様に結論づけてしまうけど(笑)
りゃんぺいさんとタナケくんの叩き出すグルーヴ。イシイ氏のギターの気持ち良さ。タムさんのメロディメイカーとしてのポテンシャルとアレンジのセンス。ヤスくんの暖かいトランペット。コーヘイさんの男前テナー。あゆみちゃんの進化し続けるコーラス（今回も前回・前々回に増して素晴らしかった）とフルート＆アルト。
そして、なによりも永山マキというヴォーカリストの歌詞を伝える説得力とオーラの強さ。
あらゆるファクターが渾然一体となって作り出す至福の時間を堪能しました。
ライヴから１週間近く経っても、まだあの時の感覚が抜けません(苦笑)
終わって欲しくなかった、あの素晴らしい一夜が未だに身体に染み付いて残っています。
私にとって、そんなバンドは他に無いです。
モダーン今夜と出会えて、そして愛することが出来て、本当に幸せだと実感しています。
ココロからありがとう
