【 山 踏 跡 】

白根南嶺・深南部・南ア・北ア中心に思い出に残る過去山行、日々山行の記録

2006 6月 愛鷹(前岳・位牌岳・鋸岳)山行

2006-06-04 19:04:50 | 愛鷹連峰

2006年 6月 愛鷹(前岳・位牌岳・鋸岳)山行 
  
2006.6.4(日)   天候:曇り時々晴れ   気温:14℃(こどもの国付近道路温度表示)  単独

 
【time】
自宅 5:45頃(車移動) → 山神社先駐車場 6:40頃 → 北尾根表示 7:07 → 前岳 7:59 → 位牌岳 8:33 → 鋸岳 → 蓬莱山 10:00 → 割石峠 10:06 → 大杉 10:35 → 北尾根入口 10:51 → 山神社先駐車場 11:06/11:15 → 自宅 12:00


今回のコースは青色のところ


【山行記】

 TNGTさんとの計画(鋸を渡る)を思い出し98.6.21に北面沢-鋸-割石で行ったきりで久振りのこのコースとなった。その当時から鋸の崩壊は激しかったが危険箇所にはロープや鎖があって何とかなった記憶がありその後どの程度まで危険度が進んでいるか偵察というか試山行を計画した。今回はひょんなことから前岳の北尾根を上る事になった。以前より気になっていたコースで前岳まで直登気味に上っていく。ところどころに見晴らしのよさそうないわばもあり晴れていれば十分楽しめるのかもしれないが今回は真っ白で何も見えず。さらにそのガスの露が木々についているため全身びっしょりと濡れたが寒くも無く合羽も着ずにどんどん上った。前岳も本当に久しぶりだ田向に抜けたときの記憶が呼び戻る。位牌から来るとこの北尾根の入口は意識して無いとちょっとわかりにくい、が晴れていらば富士山方面に行けば赤いテープを見つけられるだろう。(ちょっと赤テープつけた) 最初の難関は位牌からのくだり鎖が濡れて恐怖が増すが必死に降りていく。鎖に沿って今度は横に鋸方面へ向かう。ここは新しい鎖もあり手が入っているのがわかる。ここから鋸の最悪崩壊箇所ロープは張ってあるが右側は完璧に崩れ何も無い20cmの崩壊から逃れた山道があるが左も何も無いのでとてもその上は渡れず右側の若干の足場を頼りにロープを持ってわたる。さすがにここはちょっとやばいと感じた!! 次の難所はV字に切れたところからの鎖を持っての直下降(10mくらいか)底へ降りたら今度は鎖を持っての急勾配を上り返す。岩でも落ちてこなければよいが・・・。最後蓬莱山からも良く見えるロープ地点は気を緩めることなく慎重に渡った。蓬莱さんまで来ればもらったようなものだが・・・そこには危険箇所表示とともに立ち入りご遠慮下さいと書かれていた。実際渡ってきてしまったがやはり鋸岳避けたほうがいいところかもしれない。


北尾根へ進む  7:07


北尾根の途中 急勾配だ   7:35


北尾根  ”山”と記された標識 7:39


前岳到着  7:59


前岳頂上の広場 ストック右奥側から上って来て左奥位牌へ


位牌への途中 つつじ 8:12


位牌への途中アシタカぶなの木 ・・・うさぎ、りすも発見  8:24


位牌岳頂上、ここから鋸へ向かう 8:33


位牌のくだりでひょっと前を見ると富士山が顔を出していた。   8:43


落ちたつつじのはなに陽がさしてきた。    8:46


恐怖の前のまえ 白い花が綺麗に咲いていたので・・・。     8:51


位牌からの下りの難関 画像よりも急勾配で足場を探しながらのくだりは・・・力が入る 
(コース中 恐怖度:2位)     9:03



下まで降りたら鋸方面にトラバース、道は細く右は切れ落ちている。
真新しい鎖も含めしっかり確保はされていた。が・・・・    9:03


トラバース道に出会った花  9:05


トラバース道を振り返る。道?ある?  9:07


いよいよ始まり・・・・!    9:13


下りの先につつじの群落   9:29


鋸の肌に新緑とピンクのアクセント   9:34


高度感のある新緑の沢沿い  9:34


画像 パット見は楽勝のように見えるがどっこい!このコース最大の恐怖!!画像はもう渡りきって振り
返ったところだが、奥からこの箇所はすごい!!画面左側は深く崩れ落ちている又右側も深く落ちている。ロープだけが頼りでしっかり握って左側のわずかな足場に足を下ろそうとするが・・・これが怖かった!!この部分に関しては逆コース蓬莱から位牌への方が恐怖感は無いかもしれない。が油断すると滑落
だ!!     9:36


さらに下る  必死で降りたせいか  状況・・・覚えてない  9:40


さらにさらに下る!   9:43


鎖はあるが・・・足場は  9:43


簡単にはがれる岩場をまっさかさまに降りていく・・・10m? この後、底から逆に上り返す  9:45


あのV字の所を大下降し上り返したところで振り返る。   9:48


9:50


9:51


核心を過ぎほっとしたところだがまだまだ気を抜いてはならない!  9:53


イワカガミももう終わりかけでしょぼい!・・・9:56


蓬莱山から振り返る。白いロープが見える。    9:58


”警告”その通りでした。が渡ってきてしまった。     10:00
鎖・ロープの無い場所でも、足場・手掛かりの迷う箇所多数あり
安易な気持ちでここを渡るのはやばい!! 体力的にも鎖・足場など濡れていた
事もあってか今現在腕等筋肉痛!(年のせい?)それなりに腕力必要!それと
コース取によっては危険
倍増するところもあるので要注意


北尾根入口    10:51

以上、偵察・鋸試山行であったが、TNGTさん、行くなら今回の逆コースのほうが
恐怖感は無さそうだけど・・・この状況ではあまりお勧めできない。と言う判断ですが。


2006年 5月 愛鷹(越前岳・呼子岳)山行   

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひで)
2010-10-04 21:46:54
資料有難うございます。
自分はこのコース上で
写真を撮る余裕が有りませんでした。

鋸の恐ろしさが、素晴らしい臨場感で
伝わって来ます!!

困難ではなく、キケンですよね…

今年の悪天候でどこまでひどくなっているのか?
調べに行きたいけど、勇気が足りません。

行く機会が有ったら誘って下さい。
返信する
Unknown (ひで)
2010-10-04 21:47:07
資料有難うございます。
自分はこのコース上で
写真を撮る余裕が有りませんでした。

鋸の恐ろしさが、素晴らしい臨場感で
伝わって来ます!!

困難ではなく、キケンですよね…

今年の悪天候でどこまでひどくなっているのか?
調べに行きたいけど、勇気が足りません。

行く機会が有ったら誘って下さい。
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