翌日、イーストハウスさんから電話を頂いてSONY製のユニバーサルプレイヤーではきちんと再生されることがわかりました。やはり、という感じです。そして以前、綾戸智恵さんの作品『TO YOU』がSACDハイブリッドなのでそれを聴いてみました。案の定、SACD面は曲間が再生されませんでした。またJOHN MAYERも聴いてみました。彼の1st,2ndアルバムはともに曲間が短く、聴感上は良くわからないのですがこちらは同じように再生されているように感じました。そこでもう一度パイオニアに電話をしてみます。
私、昨日も電話を差し上げたのですが、やはり色々調べると御社のDV-800AVという製品は、SACDの再生において曲間をきちんと認識しないソフトがあるようです。実は私は音楽制作の仕事をしていまして、今回自分たちがつくったSACDのプルーフ盤を聴いてこのことに初めて気がつきました。我々としては曲間も含めて一枚のアルバム、作品として発表していますし、もしそれがきちんと再生されないプレイヤーがあるのであればそれをお客さまにきちんと伝えなければならないのです。
先方は相変わらずの丁寧な対応で、こちらで一度調査検討するのでお待ちいただけますかと言い、電話を切りました。その後すぐに男性から電話が折り返しかかってきました。こちらもとても丁寧な対応でした。そこで彼にもう一度上記のことを伝えました。それともうひとつ、１ユーザーとしてもそのような製品を購入してしまい、だまされた気持ちでいっぱいであることを伝えました。
その後その担当の方よりもう一度電話がありました。
こちらで手持ちのSACDかけてみました。綾戸智恵さんと、もう一枚、元ちとせさんのSACDハイブリッドをかけてみましたが、どうも当社のプレイヤーは曲間を短く再生してしまうようです。ただ、カラヤンのSACDハイブリッドはきちんと再生しました。
なるほどと思いました。これはもう完全な憶測になるのですが、カラヤンのSACD(CD)マスターにはエンド信号が入っていないのだなと思いました。日本のマスタリングの場合通常１曲１曲にスタートとエンドの信号を入れるのです。そして曲間があって次曲のスタート部分が来るのです。これはきちんとした曲の長さを表示したいというこが大きな理由だと思います。ただ、クラシックの様に曲間を曲の一部だとみなす場合はエンドを入れないという話を聞いたことがあったのです。エンドが入っているかどうかはスタート前にマイナス表示が出るかどうかでわかりますが、例えばDV-800AVはハードウエア的にマイナス表示はされないようになっています。SONY製のユニバーサルプレイヤーも同じものがあるようです。
先方は自社製品がSACD再生時に曲間をきちんと再生しないことを確認し認めました。そこでもう一度丁寧にお話をしました。新譜がもうすぐ出るのに、シンガー、制作者の意図を伝えられない再生機がそのアナウンスなしに出回っている現状について。我々はお客様に作品を売るに当たり、そのような現状がわかっていながら見過ごすわけにいかないと。そして一人の消費者としても信頼して使ってきた商品が実はそのような不具合のあるものであったとに衝撃を受けたこと。自分が4年前（DV-800AVを購入時）から聴いてきたSACDはアルバムとして聴いたときにはきちんと再生されて無かったこと。そのことが表示されていれば当然他社製品を選んだでしょう。制作者として、１ユーザーとして御社にはこの事実を認めたうえで、なぜこのようなことが起こっているのか、まずその理由を早急に説明してほしいと言いました。そしてユーザーに告知してほしいとも。DV-800AVはすでに生産中止になっていますけれど、kakaku.comをなどを見る限りまだまだ使っているユーザーさんも少なくありませんし、下位モデルはまだ販売されています。それらについても早急に調べて不具合があるようなら告知するとか、無償で修理するとか何らかの手を打つべきです。
担当者にその意図は伝わったようでした。担当者はその部署の責任者であるようでした。担当者は言いました。
このような件は我々では正確にお答えすることができません。当社の技術者に問い合わせてみます。けれど、これはお恥ずかしい話なのですが技術者というのはなかなか返事を返してくれません。ですので早急に、早急にお返事したいのですが我々とは如何ともしがたい状況もありますことをご理解いただきたいのですが。。。。
なに社内事情を客に対する言い訳に使ってるんだ。そんなのお前らの勝手じゃねーか！大体これって技術会社としては致命的になりえるんじゃないの？呑気なこと言ってんじゃーねー！
とこの事実を伝えた知人は俺に言いました。そうですね。自分はついつい先方の人の良さに納得してしまいました。
わかりました。待ちます。待ちますが、とにかく早く返事をください。発売が迫ってますから。
そしてあっという間に１ヶ月返事は来ませんでした。そろそろ連絡しないと本当にまずいな、と思っていたら同じ男性から電話がかかってきました。
技術ではどうしてこうなったかはわからないので（！）開発に問いますが、そうするとお返事は早くて1ヶ月かかります。
唖然呆然パイオニア。これは時間稼ぎなのか？俺はナビもカロッツエリアなんだぞ！！
私、昨日も電話を差し上げたのですが、やはり色々調べると御社のDV-800AVという製品は、SACDの再生において曲間をきちんと認識しないソフトがあるようです。実は私は音楽制作の仕事をしていまして、今回自分たちがつくったSACDのプルーフ盤を聴いてこのことに初めて気がつきました。我々としては曲間も含めて一枚のアルバム、作品として発表していますし、もしそれがきちんと再生されないプレイヤーがあるのであればそれをお客さまにきちんと伝えなければならないのです。
先方は相変わらずの丁寧な対応で、こちらで一度調査検討するのでお待ちいただけますかと言い、電話を切りました。その後すぐに男性から電話が折り返しかかってきました。こちらもとても丁寧な対応でした。そこで彼にもう一度上記のことを伝えました。それともうひとつ、１ユーザーとしてもそのような製品を購入してしまい、だまされた気持ちでいっぱいであることを伝えました。
その後その担当の方よりもう一度電話がありました。
こちらで手持ちのSACDかけてみました。綾戸智恵さんと、もう一枚、元ちとせさんのSACDハイブリッドをかけてみましたが、どうも当社のプレイヤーは曲間を短く再生してしまうようです。ただ、カラヤンのSACDハイブリッドはきちんと再生しました。
なるほどと思いました。これはもう完全な憶測になるのですが、カラヤンのSACD(CD)マスターにはエンド信号が入っていないのだなと思いました。日本のマスタリングの場合通常１曲１曲にスタートとエンドの信号を入れるのです。そして曲間があって次曲のスタート部分が来るのです。これはきちんとした曲の長さを表示したいというこが大きな理由だと思います。ただ、クラシックの様に曲間を曲の一部だとみなす場合はエンドを入れないという話を聞いたことがあったのです。エンドが入っているかどうかはスタート前にマイナス表示が出るかどうかでわかりますが、例えばDV-800AVはハードウエア的にマイナス表示はされないようになっています。SONY製のユニバーサルプレイヤーも同じものがあるようです。
先方は自社製品がSACD再生時に曲間をきちんと再生しないことを確認し認めました。そこでもう一度丁寧にお話をしました。新譜がもうすぐ出るのに、シンガー、制作者の意図を伝えられない再生機がそのアナウンスなしに出回っている現状について。我々はお客様に作品を売るに当たり、そのような現状がわかっていながら見過ごすわけにいかないと。そして一人の消費者としても信頼して使ってきた商品が実はそのような不具合のあるものであったとに衝撃を受けたこと。自分が4年前（DV-800AVを購入時）から聴いてきたSACDはアルバムとして聴いたときにはきちんと再生されて無かったこと。そのことが表示されていれば当然他社製品を選んだでしょう。制作者として、１ユーザーとして御社にはこの事実を認めたうえで、なぜこのようなことが起こっているのか、まずその理由を早急に説明してほしいと言いました。そしてユーザーに告知してほしいとも。DV-800AVはすでに生産中止になっていますけれど、kakaku.comをなどを見る限りまだまだ使っているユーザーさんも少なくありませんし、下位モデルはまだ販売されています。それらについても早急に調べて不具合があるようなら告知するとか、無償で修理するとか何らかの手を打つべきです。
担当者にその意図は伝わったようでした。担当者はその部署の責任者であるようでした。担当者は言いました。
このような件は我々では正確にお答えすることができません。当社の技術者に問い合わせてみます。けれど、これはお恥ずかしい話なのですが技術者というのはなかなか返事を返してくれません。ですので早急に、早急にお返事したいのですが我々とは如何ともしがたい状況もありますことをご理解いただきたいのですが。。。。
なに社内事情を客に対する言い訳に使ってるんだ。そんなのお前らの勝手じゃねーか！大体これって技術会社としては致命的になりえるんじゃないの？呑気なこと言ってんじゃーねー！
とこの事実を伝えた知人は俺に言いました。そうですね。自分はついつい先方の人の良さに納得してしまいました。
わかりました。待ちます。待ちますが、とにかく早く返事をください。発売が迫ってますから。
そしてあっという間に１ヶ月返事は来ませんでした。そろそろ連絡しないと本当にまずいな、と思っていたら同じ男性から電話がかかってきました。
技術ではどうしてこうなったかはわからないので（！）開発に問いますが、そうするとお返事は早くて1ヶ月かかります。
唖然呆然パイオニア。これは時間稼ぎなのか？俺はナビもカロッツエリアなんだぞ！！
たぶん同じ現象が出るでしょう。
おそらく内部の制御系ソフトウェアは兄弟機種では使い回しだろうし、
プログラム組んでる人達も同じでしょう。
たぶん、これ設計してるエンジニアはそんなに音楽好きじゃないでしょうから
曲間の再生なんて適当でいいと思ってるかもしれませんし、
正直、向こうにしたらＳＡＣＤ制作者からの曲間のクレームは想定外でしょうね。
あ、必ずしもパイオニアの社員の人が内部の制御系プログラム組んでるとは限りません。
コストダウンのために外部発注することなどいくらでもあります。
（私の所属する会社でもそういう部門があります）
そうなるともっと厄介です。既に契約切れで設計担当者不在なんてザラですし。
良心的な場合は、ファームウエアのアップデートで対応してくれますし、
パイオニアのＤＶＤプレーヤーでも過去にそういう事例はありますけど、
果たして、今どき需要が少ないＳＡＣＤごときにわざわざ人的コストかけてまで
そんな親切な対応をしてくれるかどうか…？
価格.comのユーザーレビューとかアマゾンのレビューとかに一筆したためると
場合によっては大騒ぎになることもあるので、
そうなるとパイオニア側も慌てて対応するかもしれませんが、
でも需要が極端に少ないＳＡＣＤですからねぇ。
何にしても、貴重な情報を教えてくれてありがとうございます。
あ、『PRAYER』のほうは、数週間前にイーストハウス経由でおばはんから
ＣＤ－Ｒ送ってもらって聴きました、というか、ほぼ毎日聴いてます。
今回は曲順も申し分なし、内容は素晴らしいの一言です。
『明日に架ける橋』のドライなミックス、まるでスタジオ内でレコーディングに立ち会って聴いてるような臨場感が特にいいですね。
DV-800AVの海外モデルで同じ現象が起こる話が
ありました。あの高音質で有名な藤田恵美さん
のＳＡＣＤでも同じ現象が出るようですね。
http://d.hatena.ne.jp/kohorogi/
既に2年前にこの現象が見つかってて
パイオニアにも一応報告されているものの
今までずっと放置されているようです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/20254010543/SortID=9259841/
あと、このDV-800AVは他にもノイズの問題
などがあって、過去にファームウェアも
アップされているようですが、対応してます？
たぶん、どっかからファームウェアをダウンロードしてきて
ＣＤ－Ｒに焼いてDV-800AVに読ませるだけでしょうから、
自分でもすぐできると思います。
いっそのことDV-800AV叩き売ってそっちに買い換えてしまうというのでは！？
どちらもHDMIでDSDダイレクト出力ができるので、
ついでにアンプのほうもHDMIダイレクト入力可能機種に買い換えてしまうとか。
但し、
廉価のＡＶアンプの大半がスピーカーにアナログ出力する前に、
内部でDSDをPCMに変換してしまうようですけど。
最後の出音までDSDで通そうとすると、どうしてもウン十万円コースになっちゃうという…