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プーチン&トランプ電話会談、そして余波

2018-02-13 17:45:19 | アジア情勢複雑怪奇

オリンピックの話題が盛り上がる中、月曜日、トランプとプーチンが電話会談をしていた。

Telephone conversation with US President Donald Trump

http://en.kremlin.ru/events/president/news/56848

 

クレムリンのサイトに詳細はないのだが、中国のGlobal Timesがアメリカとロシアの情報をあわせたような記事を書いていたのでそれに従うと、

ホワイトハウスによれば、トランプは日曜日に起きたロシアの民間機墜落事件にお悔やみを述べ、アメリカはロシア当局の捜査を支援する用意がある、と述べた。

According to a White House statement, Trump expressed his condolences over the crash of Saratov Airlines Flight 703 on Sunday, saying the United States was standing by to assist Russian authorities in the investigation. 

もう一つはパレスチナ。

プーチンはその時点ではまだパレスチナ自治政府のアッバス議長に会っていなかったのだが(月曜遅くに会った)、会うことを告げ、それに対してトランプは、長続きする平和の合意に向かうのは時期尚早だと言ったようだ。

Trump said that it is now time to work toward an enduring peace agreement.

さらに朝鮮半島情勢についても話したようではある。

以上ここから。

Trump, Putin speak over phone on plane crash, Middle East 

http://www.globaltimes.cn/content/1089483.shtml

 

ふと思うに、いつの間にか、ロシア、アメリカ、中国の政権中枢はなんのかんのとちゃんと意思を確認しております、といった関係になっていることが明らかになっている。

 

が、これに対して、うっかり見ちゃった日経新聞。日本という語を使っているが日本の新聞とは到底言い難い、世界支配システム(自己認定)の極東班みたいなもんですからね、そこは割り引かないと。

米ロ首脳が中東問題協議 訪ロのアッバス議長は不信感

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2681902013022018000000/

 【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は12日、トランプ米大統領と電話し、パレスチナとイスラエルの和平問題について協議した。ロシア大統領府が発表した。一方、プーチン氏は同日にパレスチナ自治政府のアッバス議長とも会談。中東和平問題の仲介役として存在感を高める狙いとみられる

 プーチン氏はモスクワでアッバス氏と会談した。トランプ氏の言葉をアッバス氏に伝達。「我々にとってあなたの評価が非常に重要だ」と解決に向けた連携を呼びかけた。アッバス氏は「我々をテロリストと呼んでいる」と米国への不信感を表明し、米国による和平交渉仲介は認めない考えを改めて示した。

 

意味のわからん記事だが、ともあれロシアが動くとそれはすべて「存在感を高める」とかいう謎の動機に基づくという言い方はいい加減あきらめろよと思うんだが、懲りないね。これは日経だけではなく西側全般に言えるが。

で、「我々にとってあなたの評価が非常に重要だ」というのは誰の言なの? 文脈からはアッバースなんだろうが、この文ではわからない。で、見出しの不信感は、アッバースの対米不信感なわけね。これも見出しだけ見たら何がなんだかわからん。アッバースの対米不信感は、トランプがエルサレムをイスラエルの首都とすると言った時から既に確定事項であって今更何もニュースでない。

何がなんだかさっぱりわからない記事をそれでも書くというのは、このトランプ、プーチン(そしてそれをしっかり見て広報してる中国)という動きが、これらの世界支配システム(自己認定)にとってよからぬ動きだからなのか、と面白く思ったりもする。

 

こっちもへん。

米ロ首脳、中東和平で電話会談=プーチン氏、関与拡大狙う

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021300220&g=use

 

関与拡大狙うって、パレスチナにしたらロシアに向かう以外どこに行けと?

そもそも、最初期のところを除いて、冷戦が安定軌道に乗った後では、ソ連がアラブ勢を支援していたところをアラブ勢を篭絡して、アラブ勢を含むイスラム勢をソ連に襲い掛からせることで、いやぁ、俺らって中東の覇者だわ~となったのがアメリカ(または英米)。

イスラエルのとどまるところを知らない傍若無人ぶりの放置というのはこの構成要素に過ぎない。

つまり、イスラエル・パレスチナ問題はアメリカの失敗作戦(世界を混乱させるという意味では成功作戦だが)のこと。

それをなんとか解決しよう、なんとか長持ちする形に捉えなおそうとしているらしいのが多分アメリカの右派、このまま放置して偽善ごっこを希望しているのがどうやらリベラル(左派)らしくみえる。

 

 プーチン氏は1月29日にモスクワでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。トランプ氏がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに対してパレスチナが強く反発する中、シリア問題で域内の影響力を拡大したプーチン政権は、中東和平交渉への関与も強めようとしているとみられる

と書いた記者は、バカなのかそれとも昨日国際情勢に目覚めたのでほんとにわかってないのか、あるいは、どうしてもプーチンをのけ者にするよう指示されているのか、どれなんでしょうか?

 

■ 偽善続行派 vs 開けようとにかく派

思うに、アッバースはこの間日本にも来ていたし、直近ではインドのモディに会っているので、どこかで、なんの解決にもならないイスラエル、パレスチナ二国解決策の続行を企てている人たちがいるということではなかろうか、など思ってみる。

このへんは北朝鮮の問題も同じ。

解決しちゃうとネタがなくなって、中露(特にロシア)を敵にした世界支配フォーメーションの形成に支障をきたす、と考えている人たちがいるって話じゃなかろうか。

いろいろ楽しみになってきた。

でもって、ロシアは言うまでもないが、新華社、Global Timesがせっせとロシアの航空機事故を追っていたことがこの間非常に印象的だったこともメモしておこう。


  

 

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