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ロシア中銀、ズベルバンク株手放す

2020-02-12 23:28:23 | 欧州情勢複雑怪奇

ちょっとマニアックな話ではあるけど、ロシア中銀が保有する50%+1のズベルバンク株をロシア財務省に売るそうだ。

つまり、逆から見るとロシア財務省がズベルバンクの支配権獲得、ということ。

Financial Timesはそう見出しを付けた。

Russian ministry to buy control of Sberbank

https://www.ft.com/content/0e370ae8-4cf3-11ea-95a0-43d18ec715f5

 Russia’s central bank is selling its controlling stake in Sberbank to the finance ministry in a move aimed at streamlining state control of the country’s largest lender and funding Vladimir Putin’s promises to raise living standards.

 

売買のスキーム自体には私にはちょっとよくわからない点が残るけど、

Finance Ministry, Central Bank draw up bill on Bank’s withdrawal from capital of Sberbank 

https://tass.com/economy/1118813

 

ともあれ、最終的な形は、ズベルバンクというロシアの巨大銀行がロシア財務省支配下、つまりロシア国家の支配下に行く。

中央銀行に振り回されないロシアがますます確実になるというお話。

中銀が巨大資金のつまったこの銀行をコントロールすることで、ロシアが何に使うかに中銀の差配が及んでいて、それが故に(それだけじゃないけど)中銀は敵だと愛国ロシアが騒ぎ続けて30年。ついにぶっ壊れた。

この巨大銀行の業務から上がる収益が毎年国庫に入るというのも小さくないね。ロシアはまだ整数の利息で経済まわしてる国。

 

ズベルバンクはロシア最大の銀行だけど、世界的に見ると資産総額では中ぐらいの大銀行。

しかし、よく考えると、なぜそんなに民間銀行に資産が溜まるのだろう?とか、その資産はどんな資産なんだろう?とか考えると、今日の世界経済の不可解さ解明の糸口にもなるんじゃなかろうか、などとも思う。

 

いやぁ、なんてか、マジで情勢が変わったんだなと思えるエピソードがまた来たというべきでしょう。

ロシア大統領所信表明演説:次世代に向けた機構改革

主要国の駐露大使の交代

最初の大攻勢は2018年3月のこれ。

プーチンの2018年一般教書演説:強制MAD

以降、ロシア再構築路線ファイナルといった趣。

 

プーチンたちはホントによく考えてる。比較は意味がないといえばないんだが、トランプが連銀の文句をさんざん言っても大した変化にはならず、米軍の撤退構想もあるんだかないんだか路線で、結局あいもかわらず、社会主義は敵だ路線で国民をひっぱっちゃうのとは好対照というべきかもしれない。中国を潰せば自分が勝てるという発想がなぁ。

そしてプロパガンダが残った

 だし。

 

西部さんに生きていてほしかった。ソシオがついたエコノミクスについて語る人がいないと困るの。

 

 


 


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