DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

文化の問題

 ドイツの文化相が「文化は国民の生命維持に必要だ」と発言し、政府が文化産業に何らの保護政策を打たない日本では大いに話題になったし、私自身、ポピュラー音楽学会員として、音楽他の文化保護運動は他人事ではない。
 とはいえ、個人的にはどこまで文化産業が復活可能なのか、皆目見通しがない。非常事態宣言が解除されたところで、3密が憚られる、と言う意識は完全に国民に浸透した訳で、これまでと変わらない密集したライブハウス活動はできず、ネット配信で収益を上げるビジネスモデルを考える他ない(もちろん、映画や演劇もそのようなパラダイムシフトが避けられない)、と思っている。
 そもそも、音楽産業は、CDアルバムで3000円取っていた録音メディアが21世紀初頭に急激に衰退し、ネット配信で単価が1400円くらいまで(つまり以前の4分の1)下がって、レコード会社はかなり淘汰された。逆に言えば、そこで乗り越えて淘汰を免れたレコード会社がその時振り絞った知恵をさらに進化させる他に思いつかない。
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