DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

アートの本質その2

 考えてみれば、芸術作品が人工物である以上、自然の風景や草花のような純粋に審美的な存在になりうるはずがなく、芸術がなにがしかの政治性=作家の主義主張を伴ったメッセージが込められるのはごく当たり前のことだ。
 今回のあいちトリエンナーレの件について言えば、もし国や自治体側の観点で、この作品は展示することがふさわしくないから公金投入を控える、と言う主張がまかり通るなら、国や自治体が作った法律が憲法に違反し、住民の生活や個人の尊厳を損なうものだとして裁判に訴えようとした時に、その裁判に公金を使うことはできない、と裁判そのものが断られるような、そんなゆゆしき事態なのだと考えている。
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