DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

Я не верию западу, а верию Богу.

 宇宙を信じない、と言う発言には、もちろんゆえあってのことである。宇宙とは、私にとっては“あの世”の対となるメタファーである。つまり、宇宙とは人が死んだら帰って行く場所であり、ロケットに乗って行くところではない。誰もが死後に向かう場所の比喩である。天国か地獄か、と問われたら、宇宙は空気もなくめちゃくちゃ熱かったり寒かったりする。科学が言うところの宇宙はまぎれもなく地獄である。なんでそんな世界に憧れるのか。
 21世紀以降の世界の分断は、つまるところ地上にこの世の果て、つまり帝国主義者たちが未開拓の地がなくなったことに始まる。今でも発展途上国はあるが、妙に観光地化して楽園の印象を植え付けたり、あるいはシリアのように破壊の限りを尽くして地獄絵図にしてみたり。これらの下らない西洋の無神論者たち(ではないにしても、相当の邪教の信者どもだ)の演出には辟易だ。宇宙の美化もその1つに過ぎない。
 私は地獄なんぞに行きたくはない。宇宙なんか信じない、と言うのはすなわち天国に行きたい、ただそれだけのこと。
 より正確に言うなら、天国も地獄も地上にある。地上の外側は神の創造の範囲外で、そもそも天国でも地獄でもなく、単に人が住んではならないところ。確かに星座に神話を語ることはあるが、地上から見える星の姿だけが神話に属し、宇宙について語る神はいない。
 空間の広がりしか語らず、死後の世界と言う時間的な広がりを語らない西洋の無神論者はもう信じない、あるがままの自然を信仰するアニミズム的な神しか私は信じない。
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