DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

ボッティチェリとルネッサンス展@Bunkamuraザ・ミュージアム

 本来だったら休日出勤の予定だったが、その予定がなくなった。なので来週に行こうと思っていたボッティチェリ展観覧を1週繰り上げ。来週の予定が詰まり過ぎだったし(笑)。今朝の頭痛は薬で押さえ込む、まだちょっと痛いがこのくらいなら我慢しよう。カラッと空気が乾いていて、気持ちの良い日射し。休日出勤がなくなって本当に良かった(今日出勤してる同僚方、すみませんm(_o_)m)。と言う訳で勤務先の赤坂見附を通り越して渋谷へ。渋谷も午前中は結構人混みは少ない(午後からの込み具合が尋常でないだけなのだが)。展覧会の方も午前中はあっさり入れる。しかし中に入るとやはり観覧者は列をなしている。
 ルネサンスの初期中の初期のボッティチェリと言うことで、最初にルネサンス誕生の背景としてフィレンツェの経済が語られる。つまり、ルネサンスは“芸術”と言う概念の発祥の時代と言って良いだろう。もちろんそれ以前から宗教絵画はたくさんあったが、富豪が趣味でコレクションするものではなく、あくまでも信仰の対象であった。
 ルネサンスらしい人間臭さと解説は言うが、現代人の私たちにとってはこれでも十分に宗教的だ。そもそも聖母子つまりマリア様の赤子時代のイエス様をモチーフとした作品がほとんど。ルネサンスの時代にはまだ人物画や風向画、静物画などの概念はない。
 信仰の対象として描かれる人物と言うのは洋の東西を問わない普遍的なものを感じる。つまり、マリア様の視線にはなんとも言えない寛容の心情を感じ取れ、それが現代人の癒しになる。いや信仰とは心の平穏を得るための手段と言う店ではキリスト教のマリア様も仏教の観音様も変わらないと言うことだろう。
 とにかく、14世紀と言う大昔の絵画作品が宗教弾圧などの危機を逃れ、21世紀の現在まで残っていることにも感嘆する。やはりメディチ家がコレクションしていた作品、額縁もなんとも豪華だ。
 趣味的には画集を買うほどではないな、ポストカードとクリアファイルを購入。それにしても客層は年齢層が高かった。若い人がカップルで来る様子はほとんどなしw。逆に言えば、落ち着いて鑑賞できる展覧会。帰りに久々にTequeniqueでヴァイナル漁り。
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