狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

本当は「紙切れの紙幣」よりも価値の在る硬貨・・・「不換紙幣」発行で儲かる「通貨発行益」

2014-04-29 17:41:47 | 社会・経済
 現在の世の中・社会には、矛盾や偽善が満ち溢れています。
 中でも、アメリカの中央銀行制度を支配する「私立銀行」であるFRB(連邦準備制度理事会)は、1971年のニクソンショック以来、ドル紙幣と金を交換可能とした「兌換紙幣」の発行を止めて、金と交換できない「不換紙幣」の発行を40年以上にも渡って続けて来ました。そして現在の日本の「アベノミクス」もそれを真似するかの様に、金融緩和によって「紙切れの紙幣」を膨大に発行しています。
 金の裏付けを持たない「不換紙幣」は、ただ政府により付けられた信用によってのみ成り立っているものです。そして、その紙幣を発行するにあたっての材料代や加工費用等の製造コストは、所詮「紙切れ」であるのでただ同然で発行することが出来ています。それに比較して日本の硬貨の場合には、真ちゅう等の銅の合金やアルミニウムの金属を材料として用いており、実は紙幣よりも硬貨の方が値打ちが高いと言えます。
 よって、「1万円」と額面に書かれた紙幣はその額面表示された金額からただ同然の製造コストを差し引いた分の「通貨発行益」が政府に収益として懐に入り、逆に1円玉や10円玉等は額面金額が小さすぎて製造コストが上回り、発行することによって赤字となっています。
 その様に金本位制ではないドルや円と違って、あの正義で真の民主主義者であったリビアのカダフィ大佐は、金貨によるアフリカ通貨「アフリカ・ディナール」を発行して紙切れのドルの支配から離れて、アフリカを欧米から「独立」させようとしていました。しかし、それらの計画によって欧米に殺されてしまいました


 本ブログ過去の関連記事↓↓  
   ・2013/01/15付:「欧米・日本のマスコミが流さなかった、正義のカダフィ大佐の『真実』」
   ・2013/04/16付:「アベノミクス崩壊の危険性(1)・・・希望的観測では無く、危機意識を持って備えを」
   ・2013/06/21付:「麻生副総理兼財務・金融相『刷って返せばいい』・・・国の借金返済に使用する『紙切れ』、『ハイパーインフレ』がやってくる!」
   ・2013/06/23付:「アベノミクス崩壊の危険性(2)・・・『紙切れ』で『マネタリーベース』を増やしても『マネーストック』は増えない」
   ・2014/01/12付:「イエス・キリストはなぜ殺されたのか・・・『革命者』イエス」
   ・2013/09/19付:「根源からのお金への問いは、規範を背景にし『喜捨』を行なうイスラムに答えがある」


 参考・関連動画↓↓
 

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YouTube: アメノウズメ塾中級編⑮ カダフィが殺された訳①


 

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YouTube: アメノウズメ塾中級編⑯カダフィが殺された訳②


 

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YouTube: アメノウズメ塾中級編⑰.カダフィが殺された訳③



   
   
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